股・戯れ言
BBS

夏ッ油ーワイルド通好みロック紀行(前編)

http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline1120067.html

> 西武グループ、スキー場を原則閉鎖へ
>
>  西武鉄道グループは、経営再建策の一環として、全国で展開している
>スキー場のうち苗場など一部を除いて閉鎖する方針を固めました。
>
>  西武グループは、国30カ所余りのスキー場を展開していますが、
>スキー人口の減少などで今後も収益の改善が見込めないと判断しました。
>  
>  このため、新潟県の苗場や長野県の軽井沢など採算が取れている一部の
>スキー場を除き、原則として閉鎖する方向で地元との調整を進めること
>にしています。
>

「あー鯵ヶ沢行きたいけど、縁ねえんだろーなー」などと呑気なことを言っている場合ではなかったのである。大変だ。
鯵ヶ沢スキー場は、西武グループのスキー場だったのだ。
そして、残念なことに採算が取れていないであろうスキー場でもある。
これはもう、何がどうしても、どうなっても、今シーズン中に鯵ヶ沢に行くしかないのだった。高いとか言ってる場合じゃない。いや、実際にはプランを駆使すれば2泊3日39800円でも行けるようだ。片道5時間くらいかかるけど。あ、飛行機で行けばもうちょっと安くもなるらしい。
「今年中に青森上陸」ああ、叶うよ。叶っちゃうよ。やったよ俺。
しかし3月までに目標が叶ってしまうのなら、その後の9ヶ月はどう生きていけばいいのやら。

というわけで、3月までは思った以上に東北まみれっぽいのです。まあ、すでに1月頭は岩手、1月末(つーか昨日だ)は山形行ってきたんだけど。3月に青森行きを決行するとしたら、2月の間に一回くらいは東北行っておかなきゃな。国分町のおでん屋に行きたい。って俺は「ちょっと飲みに行きたいから東北行ってくる」なんてことができるほど金に余裕があるわけではないんだが。高等遊民気取りかと。がんばって働かなきゃな、仕事だるいけど。
そうだ、3月には名古屋も行かなきゃ。田県神社祭りの季節到来ですよ!

まあ、昨日までの山形旅は「飲みに行きたいから」という動機で行ったようなもんですが。

そんな感じで今回の日記は、1月頭の夏油(ゲトウと読みます)・北上旅のことでございます。
どんだけタイムラグが生じているんだか。

1/3
前日の夜から朝にかけてちょっとした新年呑みがあり、家に戻ったのは午前6時。そのまま超特急でスノボの準備をしていざ出陣。
仙台出身、現在は宮城北部でくすぶっている大学時代の友人マリコ嬢と仙台駅で落ち合い、車で北上を目指す。
マリコ嬢とは大学時代からいろんなところに行った訳だが、タイに行った時は氣志團、宮古だかどっかに行った時はクレイジーケンバンドなど「BGMにはブレイクちょい前のバンドの曲をかける」というのが知らぬ間の決まりごとになっていて、今回のBGMはもちのロンで赤犬でした。東北道を「どきどきすっぽんどきすっぽん」と口づさみながら飛ばす爽快感。気分はうきうきすっぽんうきすぴょーん。高速脇でちんぽろすぴょーんポーズをしたくなるほど(やらないけど)浮かれました。

北上に到着したところでいったん車を止めてバスに乗り換える。
北上はマリコ嬢(宮城北部在住)曰く「ものすごく栄えている街」でした。
駅前にスーパーだかデパートだかのような巨大なショッピングビルがあるんだが、そこのビルの上の看板がなぜか巨大な「魚民」。こんなにでかい魚民の看板を見たことがないというくらいでかい。イトーヨーカドーのハトのマークの看板(スーパーの上にあるやつ)がそのままの大きさで「魚 民」にすりかえられているような感じなのだ。
北上は魚民の町なのか・・・と感心することしきり。(感心ポイント間違いすぎ)
そんな北上駅前からバスで夏油を目指します。片道50分!
うねうねと細くくねった道を上っていくと、どんどん雪が深くなり、どんどん雪が降ってくる。自然とこれが本州でもっとも雪の積もるスキー場なのか、という実感も湧いてきた。
そう、夏油は本州で、どっちかというと太平洋側なのに4,5mも雪が積もるスキー場なのである。谷川岳とか八甲田山とか行った事ないから「本州でもっとも雪深い」ってのは語弊があるかもだけど。しかも周辺に泊まる所がないので、ほとんど地元民ばかりなのではないか。遠い(駅から)ということがネックでなかなか行くことができなかったのだが、ようやっと辿り着きましたよ。
いやぁ、ここのスキー場はなぜそんなにメジャーではないのかが滑ってみて一発でわかりました。
ほぼすべてのコースが中級者以上向け。そしてコース長すぎ。それに加えて当然のように雪深すぎ&吹雪で常に前が見えない。
ああ、これは通好みスキー場すぎるな。「来れる奴だけ来い!イヤなら出てけよ!」とスキー場がスキーヤー/スノーボーダーに挑戦してきてるんだわ。あまりにもロックな態勢なので通好みロックスキー場と名づけてしまいたい。エンケンのよなスキー場だ。
コースが長いんで、山頂から下まで滑っていくと足が痛いのなんのその。一本滑るたびに軽く疲労。ま、先シーズンは一度も滑りに行かなかったので体がなまっていたというのもあるんだろうが。若いつもりが年を取った(すばらしい日々風)わけだ。

滑り出したのが午後3時くらいだったので、当然のようにナイター突入。
夏油山から見る北上や水沢、一関の夜景が美しい。ほーっと思って見ていたら足が滑ってコントのように転倒し、後頭部を強打。目の前に星が回りました。
にしても、夜になると一気に寒くなるのな。でもそんなことお構いナシに滑る滑る。ビール飲んでるからもう麻痺してら。

バスの時間に合わせて滑り終了後は、のろのろと山を下って藤村さん・ショウさんとご対面。
藤村さんは、大吟醸酒「電氣菩薩」というナイスな酒を作っている北上の酒蔵「喜久盛」の若社長さんなのです。
今を遡ること4年くらい前、W☆ING会場でお会いしたオオツボさんが「岩手から来た友達と見に来ている」といって紹介してくれたのが出会いでございました。
その直後はオオツボさんの掲示板で何度かやりとりしてたのですが、Webの大海に飲まれて流されていくうちに疎遠になっていたのですが、昨年、りえ坊が「犬食いに行こう」と誘ってくれていざ行ってみた場で偶然再会したのでした。(りえ坊は私と藤村さんの面識を知らなかった)
いやぁ、人間の縁って不思議だなぁ。
年末に俺主催の忘年会をやった際も北上から来てくれたので、今度は私が北上に行きたかったのですよ!というわけで藤村さんオススメの「焼肉ヤマト」で会食。冷麺がンマイ。そして北上地ビールも飲んだのだが、北上の地ビールはスカーっとした爽快な味ではないのね。マイルド。喉にしっとりと染み入ります。なんとなく健康にいいような気がします。
ショウさんとは初めてお会いしたのだが、りえ坊のファンだそうでりえ坊の話は何処に行っても場が楽しくなるので素晴らしいなと思いました。
マリコ嬢は普段くすぶっておる方なので、この日の飲みは楽しかったらしくいつもより飲んでました。そして酔っ払ってホテルに帰ってすぐ寝てた。

その焼肉の際に藤村さんが「明日よかったら酒蔵見学しま専科?」と誘ってくれたので、ああ、もうコレは行くしかなかろう!行きますよ!と即刻返答。
しかしこれは、同時に「朝早起きをせねばならぬ」ということでもあった。
できるのか俺。
やるしかねえよ!・・・
と、決意しておきながらマリコ嬢がものすごいイビキをかいて寝ている横で長電話とかしちゃって気がついたら2時。久々に羊とか数えてみたが効果はゼロでした。
とか思っているうちに就寝。


ちなみにこの「焼肉ヤマト」、東北蹂躙ツアー日記山形編(1月11日の日記)で

>かつてうちの会社の先輩が
>「ひとりで出張に行った際に飯を食うところが>なくて、
>ひとりで焼肉屋に入った時のむなしさだけは生涯忘れられないね!」
>と言っていた

に書いていた「ひとりで入った焼肉屋」なのです。ウソじゃなくて。(北上に出張によく来てたそうな)
そんな先輩もケコーンおめでとうございます。結婚式行けなかったけど。
この先輩の結婚祝いに「電氣菩薩」をあげたのでした。こんなとこでも縁は巡るんだな。凄いことだ。ただ、あんまり酒が飲めない人なわけだが。

というわけで酒蔵見学編に続く。
2005年01月27日(木)

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