連日子供のイジメ関連のニュースを目にする。 幸運にも私はイジメられたことはないけど、昔からイジメってあったんだよね。 一番ショックを受けたのは、友達のバイト先の知り合いで、中学時代、毎日(儀式のように)クラスメイト達に服を脱がされて暴力を受けていたという話。 暴力を受けていたということ以上に、「服を着てしまえば外から見えない場所」を狙って殴ったり蹴ったりしていたという事実に愕然とした。 中学といえば、私は学校で毎日アリちゃんと大小さまざまないたずらをしていた頃だ。 (「懐メロの窓」という架空のラジオ番組を録音して、クラスの人に無理やり聞かせたりもしていた・・・・知らない人にも電話してどんどん広めよう、とか話してた。子供であることを差し引いても、十分バカです。) 同年代でそんなことをしている世界があったというのがただただショックだった。
気がついたら大人と言われる年になってしまったけど、もし今子供として生きていたら、私もアウトサイダーに分類されるので、イジメられたりするんだろうか。 もしくは弱虫でイジメ側にまわってしまったりするんやろうか。 そう考えると、とても他人事だとは思えない。
イジメられている子供と向き合ったら、自分は何を言えるかなと考える。 「逃げきることは、絶対できる!!」かな・・・。 立ち向かう方法なんてわかんないけど、いたずらを考えた発想で「逃げる方法」は考えられるかもしれない。
そして「逃げて、立ち向かって、生き延びて、大人になっていいことなんてあるんですか?」 と、聞かれたらなんて答えられるんだろう。 そこで口ごもってしまうということは、生き方や生活を見直すべきかも知れない。
少なくとも言えるのは、自分は人間嫌いだけど、それでも節目節目で驚くような出会いがあったし、仏様みたいな人から助けられることもある。 悪いことばっか考えている私でさえそうなのよ。 家族がいるという幸運にも、大人になってからようやく気づく。猫も可愛い。
それに! 読んでほしい本も聴いてほしい曲もたくさんある。 最後の選択をする前に「レ・ミゼラブル」(ユゴー)と「大地」(パール・バック)だけでも読んでほしい。 できれば、「変身」(カフカ)と「罪と罰」(ドストエフスキー)も追加してほしい。 それで、余力があれば、「金閣寺」(三島)と「ライ麦畑でつかまえて」(サリンジャー)をよろしく。 そういうしているうちに、すきなひととかできたら「ノルウェイの森」(春樹)と「雁」(森鴎外)もぜひとも・・・。
もしかしたら、気が変わるかもしれないから。てのもあるけど、単純にすごい面白いから。 人生応援歌みたいな小説じゃないけど、私みたいな人もあるかもしれない。 人生90年生きてもこの世にある小説を全部読みつくすことは不可能。 面白い小説だけでも生きる価値はないかなあ。
ちと弱いけど、いつも読んでるブログに影響されて、私も考えてみました
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