何故か最近女性作家ばかりだけど、ようやく田口ランディの「コンセント」を読んでいる。これが期待以上に面白い。寝る前に布団の中で読みはじめたけど、なかなかやめられなかった。田口ランディって「縁切神社」ともひとつ読んだけど、それらはちいとも面白くなかったから、コンセントもどうせ期待はずれだろうと思っていた。が、優れている上、文体もすっきりしていて、先へ先へ読ませるかんじ。あー早く続きが読みたいよ。 この人って実際はすごくイヤな人な気がするけど(本人が猫を虐待していたというエッセイを読んだからかもしらんが)、イヤな部分をかさぶたはがすように、もっとみてみたい感じ。怖いもの見たさというか。
こないだどこかの文芸サイト?みたいなので、「太宰治は自分に絶望していたが、どこか突き抜けた部分があるので、読んでもちっとも暗くならない。むしろ明るい感じさえする」と書いていた人がいた。それに「ユーモア」。エセ批評家みたいに聞こえるかもしらんが、私は、なんか非常にその通りやなあと思った。 そして、悪い意味でその逆の位置にいるから、柳美里は読後感がすこぶる悪く気持ち悪いのだなあーと思う。「命」映画化、江角マキコ主演って笑ったけどさ。
占いランキング、今日最下位やった。調子Eとか思ってたのにー見るんじゃなかったよ。
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