泥沼
DiaryINDEXpastwill


2004年07月13日(火)

星新一の『ブランコの向こうへ』読み終わった。
いいなあ。
やっぱり星新一はいいね。
何より面白い。純粋に楽しめる。何も難しくないのに深い。
これはいいい話だった。とくに彫刻するおじいさんの国が好き。
でもこんな文章書く人だったかしら。
もっとカタイ感じに記憶してた。
星新一再ブーム来るかも。
いや、来てる場合じゃないけどさ。
周作先生が先でしょ。そうね。そうだね兄さん。
卒論、星新一に変えますとかいったら先生ぶっ飛ぶだろうな。
いや、絶対変えないけどな。
天才過ぎると理解するのが難しい。
受け止めて感心するだけで必死さ。

そういえば今日母親が「就職しなくってもいいけど、1,2こ受けといたら?どこか受かるでしょ。行きたかったらデザインの専門学校とか行ってもいいのよ、あなた絵とか描くの好きでしょ。就職するのもいいけどね、いつだって止めていいんだから。うちはお金に困ってるわけじゃないし」
ど、どうしたのさママン!?(オドビク)
何かあったのかねえ。友達と子供の話でもしたのかしら。(笑)
私はお金がないから勉強したくないというより、勉強に向いてないと思うからこれ以上続けてもしゃーないと思ってるだけなんだが。
そんなふうに甘やかさないでくれよ。俺のためにならないんだから。
しかし、私はそんなに親に気を使っているように見えるかしら。
兄が今就職したくない病だから私のことも心配してるのかな?
あ、思い当たる事がひとつ。
昨日の朝ダラダラと学校行きたくなさそうにして、授業サボってたからか。
しかも食欲なさそうで眠そうだったから心配したのかな?
あれはねえ、レジュメが出来なくて出来なくて、それでサボってたんだよママン。
今日も授業サボったのに出来てないんだよママン。
やべーよ明日なのに。(お前はほんとにいつもいつも…)
きっと腐ったミカンみたいなんで心配になっちゃったんだろうな。
仕方ないさ夏だもの。でも腐敗は終わりじゃないさ、新たな始まりなのさ。
(口で言うだけなら誰だって…)

でも、なんつーかなー。
私は他人を蹴落とす競争社会では生き残れないと思うな。
いとも簡単に潰れるタイプ。
それが好きな分野(絵と本とかね)でも同じさ。
いや、好きだからこそ競争はしたくないのかな。他人と比べられたくないな。
でもそれじゃあ今の時代、ねえ。そんなこといってられへんしー。
それなりになんとか生きていくしかないな。
でも無理しないのが一番。ストレス死とか餓死より嫌だもの。
お金儲けできるかできないかは、努力じゃなくて才能だから。
上田秋成も『貧福論』でそんなこと…あれ、なんて言ってたっけ。
いま読んでみたけどチンプンカンプンだ。先生、解説を…。
私は多分お金儲けの才能ないね。自分の事だからなんとなくわかるよ。
それなりあきなり。

そろそろ新しいHNにしたいな。
2、3年周期で名前を変えると気分転換になっていい。
遠藤周作の反対で近藤中子とかどうだろう。(笑)
ま、さし当たって使う事がないから使う必要が出てきたら考えよう。
俳句読まないけど雅号もいいよね。
正岡子規とかすげえいっぱい名前も雅号もあるんだよね。
土方歳三は豊玉。
どうなんだろうこのセンスは、言いたかないがなんとなく田舎くさい気が。
私の中で土方歳三=田舎くさいのイメージがあるからかな。
田舎くさいってのはちょっと違うかな。
土臭いんだよな。
土方だけに。(笑)
さしむかう 心は清き 水鏡
これだけだな土方さんの俳句で覚えてるの。
他の梅は梅とか知れば迷いとかの方が有名な気がするけど。
うまいへたはわからないが季語が入ってないのはわかる。じゃあ川柳か?

いやー、私は詩だの歌だの俳句だの、そういうの全般ダメなんだわよ。
小学校の時筑波山に登って駐車場の車が光ってた事を詩の題材に選ぶところがもう特殊だな。
いや、それは止めたのかな?
でも私の記憶の中で「上から眺めた駐車場の車」という風景だけがクッキリ残っているんだが。
あまり美しくもなく面白くもない風景なのにね。
あの頃は、光っているものはダイヤモンドと形容すればいいと思っていたな…。
あーどういう詩作ったか思い出せない。
雀か松ぼっくりか駐車場の車。絶対この中のどれかがモチーフなんだけど!
今見たらかなりケッサクだと思うんだが、残ってないからなあ…惜しい。
というわけで、自分で作るのはもちろんダメですだ。
そのうえ鑑賞すら苦手というか下手というか。
ただ綺麗な言葉が並んでいるのを眺めるのは好きなんだけどなー。


MO |MAIL