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泥沼 DiaryINDEX|past|will
いない神に祈るのと、祈る神がいないのと、どっちがいいんだろう。 「深い河」読んだ。遠藤周作のね。 他に読んだことあるのは「沈黙」と「海と毒薬」だと思うけど。 どんな感想を持ったかもう忘れてしまった。 深い河は…玉ねぎだ。玉ねぎとはね…、玉ねぎだよ? なんていうか希望は無かった。絶望も無かった。 あったのはただ流れだけ、深い河だけ。 言いようの無い寂しさを感じたけれど、悲しくは無かった。 自分もまた深い河に流れる、浮きながら沈みながら流される物なのか。 深い河がたどり着くのはどこか。私は知らない。 実際に、今ガンジス河がどうなのかを知らない。 この小説とは違っているかもしれない。 今の、物質的な幸せから抜け出すことが出来ない自分が憎い。 言い訳をしながらも高みの見物を決め込んでいる自分が恐ろしい。 ならば行けばいい。 「行ってあなたがすることをしなさい」 そう言ってくれる人がいれば…? いや、そう言われたからといって私は何が出来る? まだだ、まだ動けない。 安っぽい良心の呵責や、安易な同情で動くのは嫌だ。 それすら言い訳かもしれないけれど。 簡単な問題じゃない、考えても考えきれるものでもない。 持てば持つほど苦しみ、知れば知るほど悲しいのに。 捨てることも出来ず、知りたがることも止められない。 人間が罪深いっての、こういうことなのか。 すべて捨てるには、まだ囚われすぎているから。 少しずつ身軽になっていけばいいよ。 勉強も好きなだけしたらいい。忘れることはいつでも出来る。 どうせいつかは、すべて捨てられるし、忘れられるんだから。 甘やかすようだけれど、今は環境に甘えて、好きなようにやればいい。 そういえば、私ホームをここにしてるんですけど。 これをクリックするたびに、非常に申し訳なくなります。情けなくなります。 何て奢り高ぶった、怠惰な募金だろう。 自分は何も痛まず、何も感じなくても1円が募金される。 恐ろしい。恐ろしいと思いながらも利用できるものは利用すれば良いと思って、とりあえずパソコン付けるたびにクリックする。 所詮愛より、目に見えるもの。 出来ることがないなら、やる気がないならこれくらいしたっていいだろ、と。 私の中の合理と非合理がせめぎあう。 たとえ私が人間と天使の言葉を話しても 愛が無ければ鳴る青銅と響き渡る銅鑼に等しい たとえ私が予言の賜物を持ち全奥義と全知識に通じ 山を動かすほどの満ちた信仰を持っていても 愛が無ければ何の意味も無い 意味が無いんですか…。ヘェ 愛は自分の心を痛めることだそうです。 あーあ、新約聖書も読むかね…。 あれ、全部通して読んだことないもんな。 べつに悔い改めようと思ってるわけじゃない、興味があるだけだ。 文語はやめとこうな。(笑)現代語訳のじゃないと読めたもんじゃない。 しかしまぁ、気持ち悪い奴だな。 自分で言うのもなんだが、若いうちからそんな…神だのなんだの。 もっと、なあ。なんか他にすることないの?(笑) でも出来ない。出来ないんだから仕方ないんだ。 根暗なんだ。悲しいけど認めるしかない。私は根暗なんだよ! しかし根暗でもネガティブじゃなくちゃいけないわけじゃない。 ポジティブな根暗ライフを! こじつけでも良い、最後は明るく。
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