ある大学院生の日記

2006年03月03日(金) よくわからないひとたち

えー、世の中にはよくわからない人たちというものがあるものでございまして……、と、歌丸師匠を思い浮かべながら書き出してみたものの、このサイトは実名が容易にばれやすい環境にある関係上、あんまりなことは書けないなあ、と思い直してみたりしています。なんでこういうことになったかといえば、とつぜんふらっと連絡が来て「こうこうこういう論文があるそうですがご参考まで」と書いてあったわけですね。そりゃまあそういわれればタイトルと要旨くらいは読もうかしらと思うんですが、「こうこうこういう論文が」という紹介の部分を読んだところでちょっと待てと。あーたにはほかに読むべき論文とか、知っておくべき論理とか、人への頼み方とか、もーっともーっと他にやるべき学ぶべきことがあるんジャマイカ、と思ったわけなんですが、そういうことを進言する元気も出ない人も中にはいるよなあ、と自戒を込めつつ思ったりするわけですな。はい。

わたくしも感情が表情に出ることでは人後に落ちませんが、いやしかし、飲み会じゃなくて職場の打ち合わせなんだからそんなに離れたところでむすっとした顔で上司を睨まんでもよいだろうと、そういうことでもあるのかなあ、とまあ、感想のようなものですけれども(Mさん風)。

話は元に戻って「だから経済学は科学じゃないんですよ」とか「ぼくはここで研究がしたいんですから」とか、あのね、年と立場を考えてモノを申せ、と。おそらくはかの数理経済学・一般均衡理論華やかなりしころから、あるいは「理論なき計測と計測なき理論」の話のころから、そういう話はずーっとずーっと積み重ねられてきていて、それでも生き残ってきた学問体系をとりあえずは学んでみましょう、と、そこから話は始まるんじゃないかとおもうんですけど、どうなんでしょうか。いや実はよくしらないのでウカツなことはいえないんですけどね。だって経済学ってartじゃなかったっけ?でもって、ここは研究機関として認定されてもいなければ認知もされていないんじゃなかったかと思うんですけど?


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