ある大学院生の日記

2005年04月13日(水) 教科書を書く前に

教科書を書こうと思っているわけでもなんでもないのですが,こんな論文を見つけました.タイトルは「耐久消費財の購入者は将来を見通しているか?」というもので,消費者の行動における異時点間の代替を強調する現代のマクロ経済学においては重要なテーマなのですが,実際の研究対象は「大学生は教科書を買うときに,将来版が変わって古本屋に売ることができなくなってしまう可能性を考慮しているか?」という,なんともはや切ないというかなんというかなものです.耐久消費財といえば住宅とか車とかなんでもほかにあるやろ,と思うのですが,やっぱり手っ取り早かったのでしょうか.ちなみに,推定結果は,「学生は十分に将来を見通しているので,教科書の版を買えることで書店がもうけることはできない」という,これまたなんとも切ない示唆を持っているようです.要約しか読んでないけど.

そういうことらしいので,経済学の教科書を書こうとしている方々や,そういう本を作っている出版社の皆様には十分に留意されたし,と思います.ところで作る側はこういう事情を知ってんでしょうかね?


 << past  Index  will >>


べべべ [MAIL] [HOMEPAGE]