朝はゆっくりと加計呂麻島を出て,奄美本島の観光をしました.宿のおじさんの知り合いなる人物がガイドをしてくれました.古仁屋の港からまずは宇検村の開運酒造にいって,黒糖焼酎作りを見学しました.開運酒造は音響熟成「れんと」という女性向きな焼酎を造っています.熟成過程で,たるにスピーカをとりつけてクラシックを利かせているんだそうです.それかあらぬか,なかなか香りもきつくなくて飲みやすいです.紅さんごのほうはほとんどウィスキーみたいですが.突然訪ねたのに,おねえさんが案内をしてくれてありがたかったです.しかし,この材料になる黒糖の多くをボリビアから輸入しているなんてびっくりです.宇検村から移動して,マングローブの林でカヌーにのりました.マングローブパークといういかにもな道の駅もあるのですが,その上にあるマングローブ茶屋でカヌーを借りました.カヌーは初めてなのですが,一人乗りだったら櫂の動きに応じてちゃんと動くので,なれるとなかなか楽しいです.マングローブの林も,ちょっと寒かったですがなかなか興味深かったです.カワセミも見ることができたし.
マングローブから移動して鶏飯(けいはん)を食べに行きました.その途中で,黒糖屋さん(?)に寄って黒糖を買ったのですが,そこのおじちゃんおばちゃんもなかなかなひとで,試食用に開けてあった黒糖一袋と,たんかんという柑橘類をひとつくれました.たんかんはややシーズンには早いようですが,そんなにすっぱくなくておいしいです.皮が厚くてむきにくいのがちょっと難点ですが.鶏飯というのは,ご飯に蒸し鶏などをのせて,鶏スープをかけて食べるというお茶漬けのような雰囲気の食べ物です.ぜんぜん知らなかったです.鶏飯は有名なんだそうですが,べつに鶏が有名でもないというのはよく分からないところです.ふむ.
ご飯を食べたあとは大島紬村に行きました.大島紬というのはやたらと高価なのですが,なぜ高価なのかがよく分かりました.びっくりするくらいややこしい工程をとっているからです.しかし,材料となる絹がどこから来るのかを聞くのを忘れてしまいました.はー.紬村のあとは奄美パークでちょろっと見学して,飛行機に乗って帰りました.あ,奄美パークというのは最近できた観光案内所のおばけみたいなのと,民族資料館と美術館がひっついたものなのですが,なんとなく,「地域おこし」の雰囲気を感じました.どうだったんでしょ.そういえば,昨日見た島尾敏雄記念碑の近くのトイレにも「地域おこし」だか「ふるさとおこし」だかのプレートが貼ってありました.おそるべし公共事業.