たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2004年07月13日(火) 夫婦の絆。

今週に入ってから、マネージャーがずっと休んでいる。
会う人ごとに、

「あら?お宅のマネージャーは?リフレッシュ?」

と聞かれるのだが、そうではない。
なんでも奥様が貧血で倒れて頭を縫うほどの怪我をして、入院したと言うのだ。
貧血で怪我して入院、なんて、よほど打ち所と言うかぶつけ方が悪かったのだろう、と思ってはいたが、2日経っても3日経ってもマネージャーは出勤してこない。
頭を打った、と言うことで精密検査でもしているのだろうか、それとも貧血と言われて調べてみたら、何か頭の中の悪い病気だったのだろうか、と憶測が飛び交う。

常日頃、休みと言えば釣りばかり、共働き、と言うこともあって、夫婦でどこかへ出かける、と言うようなこともなく、

「向こうから離婚するって言ってくれるの待ってるんだけどな。こっちから言ったら慰謝料払わなくちゃいけないでしょ?」

などと悪びれずに言う人が、何日も会社を休んで看病している、と言うのは余程のことなのだろう、とK嬢が仕事の用があって電話するついでに病状を尋ねると、なんでも胃潰瘍の出血がひどくて貧血を起こし、輸血をしなければならないほどで、輸血をしたことで、拒絶反応を起こしてしまい、歩くことも食事をとることもできず、寝たきり状態なのだそうだ。
自宅から近い、と言うこともあって、マネージャーは行ったり来たりを繰り返し、夜は病院に泊まっているという。
電話の声も恐ろしく暗く、こちらから病状を尋ねるのもはばかられるほどだったらしい。

子どもの手が離れたこともあって、自分の趣味の世界に没頭している彼が、やはり、こんなときにはきちんと奥さんを見てあげる、と言うのはすごいことだと思う。誰かに頼んで看てもらうことだってできるはずなのに、自分で引き受ける潔さ、優しさに胸がいっぱいになった。
そう言うのって、なんだかいいなあ。もしあたしが倒れたら、夫はそんな風に仕事を休んで看てくれるだろうか。



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うらら |あばら家足跡恋文

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