ユタカ君が9日間のリフレッシュ休暇を終え、社会復帰した。
大げさでなく9日間も休んだら仕事なんざ、辞めてしまいたくなりませんか?
あたしなんぞ、2日間の連休で翌日から仕事に行くのが億劫で億劫で仕方ありませんよ。
さて、休み明け、と言うこともあって、眠たげに出勤してきたユタカ君。
「おはようございマース」
「あ、おはようございマース。どうでしたか?ゆっくりできましたか?」
「そうですね、K湖に釣りに行ったぐらいであとはどこも行かなかったし、のんびりしましたよ」
「それはよかったですねー」
のんびりとしている間に、K嬢はユタカくんの仕事振りにたいそうご立腹で、休み明けには怒涛のようなお小言が待っているのではないかとウワサされていたとはつゆ知らず。
「なんかまだ仕事にきたって実感が湧かないな」
そこへ、K嬢が現れ、
「おはようございます」
といった途端、さっきまでの寝ぼけた顔が見違えるようになり、
「Kさんの声聞いたら、なんか仕事にもどってきたって感じがする。やっと夢から覚めた感じ」
でも、甘い夢から覚めたあとに、あなたを待っているのは現実という悪夢なのでは?とはさすがにあたしでも言えなかったわ。てへ。
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