たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年05月12日(月) 言葉の温度。

ネットを始めてからかれこれ3年になろうとしている。
その間に、実に様々な方達と関わってきた。
ネットのいいところでもあり、怖いところでもあるのは、言葉にして自分を表現すると言う性質上しかたないのかもしれないが、現実の人間関係よりもある意味濃厚な関係をもちやすい、ということだ。
また、お互いの詳しい素性やらなにやらを明かすこともなく、簡単に打ち解けることも出来るので、実際の人間関係では打ち明けられないような自己の内面についても語り合えてしまったりすることから、相手を異常に理解できてしまったような気にもなるのが怖かったりもする。

言葉でのやり取り、つまりは文字だけで自己の情報を伝える、ということはそれぞれの表現力、語彙に多分に影響を受けるだろうし、限られた文字の羅列の中から、相手の情報を読み取るのには受け取る側の想像力と言うものにも影響されると言えるだろう。

では、実際の人間関係ならどうなのか。
顔を見てその表情から相手の心情を汲み取り、言葉ひとつにしても、相手の声色からどういう意味なのかを推し量る。

そこに誤解が生じるのであれば、一体どちらの方がより真実に近いのか、と言えば、やはり、文字ではなく、実際に伝わる言葉のほうが何倍も真実を伝えるのではないだろうか。

大好きだよ、と文字で伝えられるのと、何も言わずとも思い切り抱きしめられるのとでは、どちらがより一層思いを伝えてくれるかと言えば、言うまでもなく、その体温に勝るものはない。


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うらら |あばら家足跡恋文

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