たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年05月11日(日) お別れは突然に。

あたしの働いているスーパーは全国規模であるがゆえ、社員は北から南へと異動がある。
まあ、エリア社員とナショナル社員と言うのがあって、関東限定、みたいな希望の人もいれば、会社が行けと言うのならどこへでも、と言う人もいる。
もちろん、そう言う人のほうがある程度出世を狙っているって言うのもあるんだけど。

ゆーじくんは後者。辞令が出たらどこへでも行く。
今年は自らマネージャーに立候補(入社2年以上の社員は自らマネージャーになりたいと立候補することが出来ます。もちろんあたしのようなパートでもそれは可能)したりして、入社10年目を過ぎ、勝負を賭けていた。

そんなところに、新入社員のユタカ君が入ってきて、うちの売り場の社員の数が増えたことで、誰かが異動するのは確実で。
オープン当初からうちの売り場にいるゆーじくんとクッシーのどちらかが危ない、とウワサされていたのだが、先日ついにゆーじくんに内示の内示が出た。
内示の内示。つまりは誰からも正式に発令されたわけでもないのに、本部からの情報が先に来た、ということで。
今月いっぱいで異動することは決定、でも行く先や役職についてはまだ分からないという状態。
それでももうすでに衣料の人たち全てに知れ渡り、送別会の日程まで組まれているという・・・。

あたし的には、無神経な発言が多々あるのは気にいらないとしても、売り場作りや発注ポイント、ひとりでは決めかねる問題が出来たときに唯一気軽に相談できる存在だっただけに、複雑な想いだ。

ゆーじくんはゆーじくんで

「僕が異動したあとこの売り場で一番心配なのはうららさんなんですよ」

とまで言ってくれる。
なんだかんだいってお互いに気の置けない関係であったのは言うまでもなく、その喪失感はかなりのものだ。
最終のところでそれでいいよ、と認めてくれる人がいなくなるというのは心細い。
もちろんマネージャーもいるが、マネージャーはあくまでも上司、であって指示を仰ぐ、と言う意味合いが強くなる。
ゆーじくんとならなあなあで済ませられる打ち合わせもそうもいかなくなる。
当たり前と言えば当たり前のことだが、ゆーじくんと言うワンクッションがなくなることでの不安も大きい。

そうは言ってもいつかはいなくなるのは確かだし、このままお付き合いが長くなるといらぬ摩擦も生じることもあろうし、かえってちょうどいいタイミングだったのかもしれないと自分に言い聞かせるが、やはりまだ、不安のほうが勝ってしまうのは仕方ないよね。





↑エンピツ投票ボタン


いつもいつも売り場の隅でまじめな話の合間にしていたくだらない雑談ももうあと少ししか出来なくなるんだね。

↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


INDEXこれまで。それから。

うらら |あばら家足跡恋文

My追加