たまに××したり。
INDEX|これまで。|それから。
朝起きたら目が重い。 鏡を見るまでもなく、まぶたが相当に腫れている。 どうしよう。すごいブスだ。
夕食を食べ終えて、些細なことから夫と言い争いになり、 「俺だって我慢の限界なんだ」 と言い放たれ、自己を根底から否定されたような気分になり、 「いつもいつも笑ってなんていられない。八つ当たりするのはいけないことだと思うけど、外でも家でもいつでもいい顔なんてしてられない」 と泣き喚いて、どうしてこの人はいつもいつもあたしが落ち込んでるときにとどめをさすのだろう、どうしてもう少し違う対応ができないのだろう、と居たたまれない気持ちになる。 あたしだって分かっているのだ。いくら家族だからといって、ワガママの許容範囲というのはあるってことぐらい。
「そんなに我慢しなければならないような関係なら終わらせてしまえばいい。いつでも出て行くから」 返事もせずに別室に行き、テレビを見る夫にやり場のない気持ちを抱え、泣きじゃくる。
一部始終を見ていた娘は何も言わない。近寄ってもこない。 かえってそれがありがたかった。
少し冷静になりたくて、PCの部屋にこもる。 最近はネット自体もあまりおもしろいと思わない。つないで、ただ、ぼんやりと眺めているだけだ。
友達からメールがくる。
「疲れた」
今日は仕事だったその人には朝、あまりにも気分がふさいでいるので、そのことをメールしてあった。 あたしが落ち込んでいることはよーく知っている上で、そんなメールを送ってくるとは、全く、どうしろと?と思いつつも、 「お疲れ様」 と返信する。 仕事の話や世間話、あたしが落ち込んでることには何の関係もない話ばかりをいくつかやり取りしてるうちに、いつのまにか、涙が止まっていた。 「泣きすぎて目が痛いから寝るね」 最後にそう送ると、 「目薬させや」 短い答えが返ってきた。
根掘り葉掘り事情を聞くことは必ずしも慰めにはならない。 側にいて、あれこれ世話を焼くことが必ずしも最善のケアになるとは限らない。
あたしのマイは非通知です。
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