日々雑感
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2005年01月20日(木)

今日は喫茶店をはしごする。煮詰まっている。窓から遠くまで景色が見えるところで仕事したい。

窓際の席に、どこの国の人だろう、外国人の男の子と日本人の女の子がふたりして座っている。どうやら女の子のほうは英語があまり得意ではないらしく、わからない単語や表現が出てくるたびに、何だろうという表情をし、その度に彼が一生懸命に説明している。

悪いなあと思いつつ、すぐそばの席だったこともあって、ついつい気にしてしまっていたのだが、ああでもない、こうでもないとぐるぐるしていた言葉の意味がわかった瞬間、どちらもほんとうに嬉しそうな顔をするのだ。「そうそう!」と手を取り合わんばかりに喜び合う様子に、「伝わる」ことのうれしさとはこういうものかと、目の当たりにする思いになる。

言葉の数を覚えればよいという問題ではないだろう。同じ日本語を使う相手でも、言葉が通じないことはある。人によって、それぞれが持っている世界は皆違うけれども、お互いに伝えようとすること、わかりあおうとすること。

暗くなってからは、大通りに面した店に移動する。夜はまだ寒いというのに、仕事帰りらしいスーツ姿の男性二人連れは、外の席にてカフェラテを飲んでいる。こちらは暖かい店内にてその様子を眺めながら、コーンスープなど前にしている。


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