日々雑感
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2003年07月02日(水) ニセアカシア

家の前に大きなニセアカシアの木があったのだが、今回帰省すると、あまりにも日当たりが悪いということで切られていた。木が切られるのを見ると、なぜかいつも痛いと感じる。切り株の色もまだ瑞々しい。

けれども、よく見ると、その周りに小さなアカシアの芽がたくさん出ている。「抜いても抜いても、どんどん出てくるから困る」と母親がこぼす。こちら側の勝手な感傷など何処吹く風と伸びてゆく、ニセアカシアのたくましさ。この木があっという間に林になるのがよくわかった。

夕方、また祭りの太鼓の練習が聞こえてくる。今日は音だけでなく、姿も見えた。太鼓を担いだ子どもたちの行列が、ゆっくりと道の向こうに消えて行った。


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