日々雑感
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古本屋にて『セーヌ左岸で』犬養道子(中公文庫)購入。
一度しっかり「聖書」を読みたいと思いながら、ずいぶん経つ。聖書を読みやすくまとめたもの、小説風に仕立てたものなどはいろいろあるけれど、読むならば絶対に犬養道子のものがいい、と、あるときある人に言われた。その人の「いい」という本や音楽は、どれも自分にとってはほんとうに「いい」ものであったので、それ以来、聖書を読むならば犬養版でと決めている。
近所の図書館にも、旧約・新約ともに犬養版が揃っていて、書棚の前に行くたびに足を止めはするが、何となく手を出しかねたまま。いまだ、文庫になっているエッセイ(と呼ぶにはあまりに硬派な文章)のあたりをうろついている。
久しぶりに晴れた。街に雨の匂いの名残り。
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