職が決まった友人のお祝いがてら、夜、新宿にて飲み会。大学時代のサークル仲間、総勢10名。皆もう10年を越えるつきあいになるが、相変わらずのやりとりに「人って変わらないもんだねえ」という話になる。顔つきなどは確かに少しずつ年をとっていて、数年前の写真を見るとそれはよくわかるのだけれども、ひとりひとりの佇まいというのはそんなに変わらない。10年前と同じように飲んだくれて、変わったことと言えば、今度はいつ会えるかわからないということだ。就職が決まった友人は、今週中には勤務地である外国へ発つ。明日も、あさっても、学校に行けば必ず会えた頃とは違って、今ではそれぞれの生活に戻って行くのだ。帰りは山手線。自分が戻るところはどこか。一晩眠って、朝目が覚めて、日々はまたつづく。