日々雑感
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2003年02月27日(木) 春は名のみの

帰省。今回は、友人とチワワのナーちゃんもいっしょだ。

東京駅へと向かう地下鉄の中では不安げだったナーちゃんも、新幹線に乗り込むと落ち着いたらしく、座席の隅にすっぽりとはまりこんで居心地良さそうに目を閉じる。人間ふたりは、駅弁にアイスクリームまで買い込んで遠足気分だ。

ナーちゃんは、ときおり思い出したように窓の外を見る。両足をかけて、流れてゆく景色を眺めている。暮れ方の空。岩手に入った頃には雪景色となる。

暗くなってから降り立った駅のホームはとにかく寒い。手袋なしの指先が冷たくて痛い。東京ではのんびりと梅の花など見ていたけれど、こちらはまだ雪とストーブの季節なのだ。そんな中でも、ナーちゃんは小さな尻尾をぶんぶん振って元気。たのもしい。


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