日々雑感
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2002年11月15日(金) ボクシング・ジム

バイト先へ向かう道の途中にボクシング・ジムがある。道路側は大きなガラス戸になっており、リングで練習している様子など全部見える。夏には戸が全開になって、ジムの中の音まで外に聞こえていた。

そして、あの暑かった頃も、寒くなった今でも、ガラス戸の真ん前には必ず人だかりがしている。連れ立って見学に来ているというよりは、通りかかりの人がふと足を止めて見入っているという感じ。ほとんどがひとり。スーツ姿から学生風、そこいらのおじちゃんまで、男性率99パーセントだ。

日の暮れた街に、そこだけテレビの画面のように明るく浮かび上がるリングとボクサー、そして人々の影。皆、そこに何を見ているのだろう。

今日は薄暗い服の男性陣に混じって、セーラー服姿の女の子がかぶりつきで見ている。こちらは2人連れ。自分がリングの中にいる立場だったら、きっと張り切ってるだろうなあと思いつつ通り過ぎる。夜は寒い。


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