日々雑感
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海の青が濃い日。水平線の向こうには、遠く離れた町にある風力発電までくっきりと見える。3台の風車はゆっくりと回る。
夕方、祖父母の家へ。いっしょに行った母親は、請われて祖父の背中に湿布を貼っている。昨日の晩、頼まれて、同じように母親の背中に湿布を貼ったのを思い出す。窓の外はだんだんと日が暮れてゆく。
日が沈み、夜は来る。夏の星座の次には秋の星座が夜空にのぼる。そして、祖父の背中を母が、母の背中を自分が。すべてはめぐる。つながりながら回る。
夜、外から子供たちの声と花火の音がする。小さい姉妹がいる向かいの家で、一家総出の花火大会をしているらしい。それもまた、いつか見た光景。
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