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■ words25
人は一度すべての記憶と向き合わねばならないのかもしれません 例えそれがまた血や涙を流す事になっても 一度は切り開いて傷の中を見なければならないのかもしれません そうして治った傷は 傷跡があっても以前よりは強固な場所になっているはず そう信じて私は思い出の場所に立ちましょう
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ここに一人でくるなんて 思いもしなかった また貴方と・・・ そう願ったはずなのに
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建物も道もちゃんと覚えているのに 貴方の顔だけが思い出せない
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あの時と同じ場所にいるのに 強く感じるのは 貴方の不在
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幸せを感じた場所なのに 何故今は涙が流れるのでしょう
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同じ街にいるのに 貴方に会えないもどかしさ それが「別れ」なのだと
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水が温むのと同じだけ 涙腺も緩んでいるような
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街中で 貴方に似た人を探してしまう もう顔も思い出せないのにね
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思い出が零れ落ちる 拾うことも出来ず 出来るのは ただ立ち尽くすこと
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冷たい風の中で 私を包むのは 思い出と呼ぶにはまだ 生々しい記憶だけ
2000年01月25日(火)
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