2020年08月10日(月) |
流石はキューブリック |
「時計じかけのオレンジ」を見ました。
夜に二時間以上、一人の時間が持てたので、 前から見たかった映画でも見ようと思いまして。 見たかったけど、見るまでには結構時間がかかりました。 過激なシーンを見るのは気が重いからね。心にゆとりがないと無理。
名作と評されるだけあって、面白かったです。 けれども、所謂ヒーロー映画やアクション映画みたいな 面白さとは別物で、人間の本質は悪なのかと考えさせられました。 刑罰って何だろう。改心って本当に出来るんだろうか。
凶悪な犯罪は起きると、犯人に対して、被害者と同じ目に遭わせよ、 という世論が起きるけれども、果たして、それは意味があるのか。 殺人を犯し、刑務所に服役して、更生実験を施された後、社会に戻った アレックスの姿を見ると、ちょっと首を傾げたくなる。
バカは死んでも治らないというし。 じゃあ、どうすれば良いんだと思うけど、常に自分の中の 善と悪を戦わせながら、選択して生きるしかない。 その選択権を強制的に奪ったら…どうなるのかが描かれている映画です。
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