袋小路の穴...midori

 

 

変なペーパー… - 2002年01月30日(水)

数日前、たまに使う二階のトイレのペーパーが丁度自分の所で切れてしまいました。
仕方なく取り替えるためにタンクの方を振り向いたら、いつものペーパーとは
違うものが置いてありました。
4ロール入りのそれはまだ未開封のままです。
しかも、パッケージからして変でした。

アフロ犬トイレットペーパー!?

案の定、開けてみたら、中から・・・

アフロ犬がたくさんプリントされたペーパーが!(爆)

何だかこれって使うの嫌かも…。
確かに花や広告が印刷されているペーパーなら見たことがあるけど…。

一体誰がこんな物を購入したのかしら?(^^;)
全くうちの親ってよく分からない時があるなぁ(溜め息)

でも、他に選択肢がなかったので、有り難く使わせて頂きました(爆)



君が見つめた…11


次の日、ユニコーンが朝からわくわくして待っていると、ペガサスは丁度お昼頃に
ヘラ鹿とユニコーンの下へと舞い降りてきました。
手には麻の袋を二つ提げています。

「こんにちは。たくろう君、ジロウ君。お約束のお土産を持ってきたよ」

爽やかに笑いかけながらそう言うと、それぞれに一つずつ袋を渡してくれます。
受け取ってみると、思ったよりも重いものが入っているようです。

「開けてみて。俺のとっておきだから・・・」

ユニコーンは袋の口を縛っていた紐が焦っているせいかなかなか開かず、落ち着いて
袋を開いたジロウが先に中身を取り出しました。

「・・・これは・・!?」

中から出てきたのは、今まで見たこともない透明で綺麗な石の固まりでした。
土台になっている岩から、何本も尖った石が立ち上がり、まるで生きているようにも
見えます。

「水晶というんだよ。人間世界だと『宝石』の一種で貴重な石らしい。大地の力が
宿るとも言われているから、なるべく側に置いておくといいよ」
「あ・・・ありがとうございます・・・」

ヘラ鹿は思いもかけなかった素晴らしいプレゼントに呆然としました。
手に持った水晶は陽の光を受けて、キラキラと輝いています。
その輝きを見ていると、確かに心が洗われるような心地になりました。

ユニコーンはそんなヘラ鹿を羨ましげに見ましたが、そうなると自分のプレゼント
も気にかかります。
手先が不器用なのか、紐が絡んでしまったのか、汗だくになって紐を解いています。
ペガサスが手伝おうかと思った矢先に、ようやく紐が外れました。

ユニコーンは袋の中に手を入れて、恐る恐る中身を取り出しました。
やはりヘラ鹿と同じような美しい石の固まりが姿を表します。
それは、ユニコーンが初めて見る深い紫色をしていました。

「あの・・・これも水晶なんですか?」
「そうだよ。水晶には色々な色があるんだけど、ジロウ君のは透明でたくろう君
のは紫色のものなんだ。これは『紫水晶』とも呼ばれているんだよ」

ユニコーンはまるでその石に魂を奪われてしまったように、じーっと飽きる事も
なく見つめていました。
その表情は陽の光を弾く石よりも、ずっと眩しく輝いています。

「気に入ってくれた?」
「はいっ!!ありがとうございます。こんな凄い物を頂いて・・・絶対に大事に
します!!・・・あっ、イテっ!?」

ユニコーンは嬉しさの余り尖った紫水晶を胸に力一杯抱きかかえてしまい、痛み
に飛び上がりました。

「ほらほら、尖っていて危ないから気をつけて・・・」

ペガサスはその仕草が余りに微笑ましくて、思わず吹き出してしまいました。
ヘラ鹿もくすくすと笑っています。
ユニコーンは頭をかきながら「へへへ」と照れ笑いを漏らしました。

<続く>

妙にほのぼのした回になってしまった…(^^;)
さて、次はついに…!?

……「森の中でデート」の巻をお送りします(笑)



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