袋小路の穴...midori

 

 

煩悩に惑わされて… - 2002年01月21日(月)

昨日、某所で友人Aさんに購入して貰った(行くつもりだったのに寝坊した(爆))
煩悩本を読んでいたら、すっかりPCに向かうのが遅くなってしまいました。
少したまっていた洗濯物も済ませたし、今日は連載は止めておこうと思ったのですが、
各方面からとても好評を頂いている上、日記のカウンタが上がり続けているので(笑)、
ちょこっと続きを書いてみます。
いつもより短めかもしれませんが、ご了承下さい(^^;)

そして、この話は全く推敲などをしていないので、多少つじつまが合わない事
や表現がおかしいところや、誤字脱字などあるかもしれませんが、笑って許容して
やってください。

ああ、本当は「HOWEVERの謎」という杉琢な話題を書くつもりだったのになぁ…。
(なにげに杉琢ネタも連載中(笑)。空前の大ブームなので…(^^;))



君が見つめた…5


ペガサスはユニコーンの身を気遣って、さりげなく自分の座る位置をずらしました。
そんなペガサスをユニコーンは不思議そうな目で見つめています。

「たくろう君、水に濡れたままで大丈夫?」
「平気です。ここは日溜まりで暖かいですから」

ユニコーンは太陽に向かって、思い切り伸びをしました。
そのしなやかな肢体を、眩しそうに手をかざしながらペガサスは眺めています。

「驚かせて本当にごめんね。上から見たら一人で水浴びしてたから、少しお話させて
貰えないかな・・・と思ってね。昨日はあの鹿君に警戒されちゃったし・・・」
「ジロウは凄く良いヤツなんだけど、心配しすぎるんです。俺だってもうこんなに
大きくなったんだから、一人でちゃんと出来るのに・・・」

ユニコーンは過保護なヘラ鹿を少し鬱陶しく思っているようでした。
でも、ちょっと口唇を尖らせて、拗ねている姿はどう見ても子供のようです。

「ジロウ君はたくろう君の事、凄く心配しているんだよ。ユニコーンはただでさえ
狙われやすいし、俺も突然押し掛けて行ったから警戒されるのは当然だよね」
「・・・それは分かっているんですけど・・・」

ユニコーンは膝を抱えてしょぼんと肩を竦めました。
ペガサスは無意識の内にその肩に手を伸ばしかけて、またはっと気づいて手を
引っ込めます。

いつもの自分だったら、ここで相手の肩を抱いて慰めてあげるのですが、さすがに
ユニコーンにはそれが出来ません。
ペガサスは困ったように溜め息をつきました。

「たくろう君はここから出た事はないの?」
「はい・・・。この森から出たら、身体が弱ってしまうからって・・・ジロウが
言うので・・・」

ユニコーンは一層気落ちした様子で目を伏せてしまいました。

「そう・・・どこまで行ったらダメなのかな?ここから少し行ったところに綺麗
な滝があるんだけど、そこは行ったことある?」
「え?滝って何ですか?」

「そうか・・・あの滝も知らないのか・・・」

ペガサスがそう呟いて眉を寄せた時、遠くからヘラ鹿の呼び声が聞こえてきました。

「たくろー君!そろそろ日が傾くから、身体が冷えない内に早く戻っておいでよ!」

<続く>





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