す〜のお勝手お気楽な日常
DiaryINDEX|past|will
| 2002年02月23日(土) |
ベートーベンが弾けなくて |
昔々、中学生の頃、ピアノ習うのをやめたい、やめたいと騒いでいた頃、 誰にも教えてもらわずに暗譜したソナタ悲愴。 久々にその第1楽章を弾いてみた。
人間の記憶とゆーのは、12歳頃にその能力を発揮するピークを迎えるらしい。 その頃覚えた曲って、やっぱり今でも何も見ないで弾ける。
でも、最近、楽譜を見ながら弾く曲っていうのは、暗譜なんてほとんど出来ない。 この老化現象には愕然とさせられる。 (最近、物忘れのひどさから、だんなにも「アルツちゃん」(アルツハイマー)といわれるほどだ)
で、ベートーベンソナタ悲愴は、第1楽章の半分までと第3楽章の半分までくらいは 暗譜しているのだけど、あとはどうやらダメらしい。 「実家から、楽譜もってきてたよな・・・」 と、クラビノーバ(YAMAHAの電子ピアノ)の下を探してみると、ありました〜。
やっぱり老化し始めた(汗)目をシバシバさせながら、楽譜とにらめっこ。 第1楽章何とか終了〜。 腱鞘炎になりそうだわ・・・。
第2楽章を弾き始めて、あ〜、ここにあったのね!! そう、この曲って、ビリージョエルが「This Night」って歌にした原曲。 昔はよく弾いてたんだけど、暗譜するまでいかなくて、結局、忘れ去っていた。
久々に弾いて、自分で感動してしまった。 ほんと、いい曲だわ〜。 (ヘタさにも違うイミの感動を覚えたけど(汗))
第3楽章なんて、指、動かない。これも老化現象。
何とか全部弾き終わって思ったこと。 「もっと、習ってた時に練習をちゃんとするべきだった」 そう、私は練習嫌い。 1週間に1度のレッスン日、どうやって先生をごまかすか、ばかり考えていた。 そんなのごまかせるわけなくて、ひどい時は1つの曲、半年くらい仕上がらなかった。 若い日の時間は取り戻せないもの。
悲愴の楽譜を見つめながら、悲愴感メチャ感じていた。 (うまいっ、山田クン、す〜ちゃんに座布団1枚もってきて)
|