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2010年10月14日(木) 探偵登場(哀愁探偵1756)

「十三人の刺客」が本格的な時代劇としては、ヒットしているよう。
なんとも嬉しい限り。
もちろん、ゴロさんが関わっている映画ということもありますが、映画そのものが良かったから!
こういう映画を映画館で見る楽しさに多くの人が気づいてくれたらイイ。


なんて喜んでると、今度はゴロさん月9出演でにわかに騒がしくなってきました。
映画に続いての悪役…てな捉え方、いや、宣伝されちゃってますけどね(苦笑)
できれば「刺客」とは違う役柄が良かったけどなぁ。
こればっかりは仕方ない。
そもそもキャスティングの段階では、ここまで「殿」が評判になるとは予測しきれてないだろうしね。
…でもすかさず乗っかるあたり、宣伝上手なフジらしいことで(プチ毒)



「哀愁探偵1756」
ゴロさんの新バラエティが始まりました。
今回は時間もより深夜になって、ますます全国放送から遠くなっちゃったのは残念。
でもこれから広がっていきますように!

新番組の紹介を見る限り、芸人さんがいっぱい出ての賑やかな形式とは変わるだろうなと
予想はしてましたが、実際本放送見たらそれがまた予想外の連続(笑)
まさか全部外ロケだなんて。
まさかゲストと1対1だなんて。
まさか全編ゴロさんのナレーションだなんて!
…めいっぱいゴロファンに振り切った番組です。わーい♪ありがとう!

今まではメインでありながらゴロさんは全く進行してなかったんですが(笑)
今回は進行せざるを得ない状況です(爆)
だって他にいないんだもん。
影の男爵改め(Goro's Barの)中の人が「吾郎の細道やソナタに近い番組」とツイートされていたのをみてなるほどど。
なんとなく懐かしい感じがしたのは、そっちだったのか!

先におおまかな印象を書いてしまいましたが、さて、番組本編。

番組始まりから渋い大人の映像です。
レトロな喫茶店のカウンターでコーヒーを飲むゴロさん。
(そういえば、この番組では特に呼び名は無いのかな?でも折角なので「探偵さん」と呼ばせて頂きます)
「依頼人から思い出の品を聞いて調査・発見するプロフェッショナル…
そんな僕を人はコードネームで呼ぶ。「哀愁探偵1756(いちななごーろく)」」と
設定をナレーションするのはゴロバー以来の伝統ですね。
しかし、このナレーションが、まずゴロさん本人。
そのうえタイトルバックの静止画が!!目を伏せた探偵さんのドアップ!
うひゃ〜。素敵すぎです!

レトロな内装の喫茶店(目黒に実在するお店だそうで)に登場した探偵さん。
くるくる髪にシックなスーツ姿がこの空間にぴったり。
(あ、でも探偵なら、今までのような派手な衣装は見られないのかしら)
「依頼人」という設定のゲストと「待合せ」と。
登場した依頼人の井川さんに、旧知の仲だからなのか開口一発「今日から始まった番組で」
「ちょっと僕も探り探りで…。井川さんにも頑張って頂いて」などと宣う探偵さん(爆)
あぁもう、このマイペースっぷりったら。

『依頼人であるゲストを迎え 懐かしいモノを調査・発見する』という番組コンセプトから
「昔流行していたモノが今どうなっているのか」ということで
今回探偵さんが取り出したのは「スライム」。
ん?スライムは井川さんの依頼ってわけじゃないのかな。
せっかく依頼人 という形式を取っているのだから、
「依頼」を最初にはっきり示した方がいいのでは?

ここからしばらくVTRで「懐かしのスライム」が今どうなっているのかのリサーチ結果を。
VTR見てるだけだとなぁ…と思いきや、ここのナレーションも全部ゴロさん!!
おー!ありがたやー!
ゴロさんのナレーションは定評ある(と思ってる)のですが、
このナレーションの声が、いつもの話し声より高めでなんだか可愛い(萌)
声も楽しめるとは。1度で2度美味しい。

VTRに登場するスタッフさんの感じとかも、いかにも深夜番組ぽくて、いい。
素朴な感じが今どきあまりない。
変にタレントきどりでないのがいい(笑)
ナレーションもそうですが、むりにテンション高く盛り上げようとしないのがいい。
深夜番組だから思いっきり弾けて…ではなく、まったりしてるのもそのまま、
まさにイナガキゴロウの持ち味が活きております。

で、実際にいろいろなスライムを触ってみる探偵さんと依頼人。
スライムをいちいちアタッシュケースから出すのがツボ。
こういう細かいディテール好きなのも、さすがスタッフさんはわかってらっしゃる。
よく見るとテロップで「調査報告」とかも出ております。
しかし、何といっても探偵さんとゲストのやり取りが面白い。
変に盛り上げてないのに、何気なくかわす会話、とくに探偵さんの発言が面白い!
ウケ狙いしてなくても十分面白い持ち味を良くわかってらっしゃる。さすがスタッフ!

「大人のスライム」で「エレガンス」というネーミングに反応してたかと思えば
「大人のオモチャ的なものじゃないですよね?」なんて深夜番組ぽい発言もサラッと(笑)
てか…どんな連想してんですか!!(爆)
まぁこちらもね。いろいろ勝手に萌えまくっておりますが(てへ)
だってスライム様々ですよ。手に取って遊ぶものだから、必然的に手のアップが多くてニヤニヤ。
手フェチにはたまりませんわ〜。
なんて遊びつつも、ラベンダーの香りのスライムがお気に召した探偵さんは
「これ取っといてくれ」なんて、微妙にタモリさんぽい口調で笑いをとったりしてます。
なんとも楽しそう。

32年モノのスライムを開封するときも、躊躇とかしない探偵さん。
度胸があるというのか、怖いもの知らずというか。
変質して液体になっちゃった青スライムと、乾燥して固まっちゃった赤スライム。
無造作に扱いすぎて青スライムをこぼしちゃう探偵さん(笑)
さすがですわ!!やっちゃったイナガキ(爆)
しかもテーブルにこぼしたスライムを拭き取るより、ぼーぜんと眺めてたり
自分の手についたのを先に拭き取る探偵さんも"らしい"ですよ(笑)あぁ面白い。

続いては「依頼人・井川さんの幼少期を探る」ということで、まずはトーク。
ちょっとVIPルーム思い出すなぁ。
同年代で知り合いでもあるからなのか、2人の雰囲気が似てるからなのか
まったりしつつもいいテンポで会話が進みます。
というか、ゴロさんって1対1のトーク、得意ですよね。
それこそすーっと相手の懐に入っていくような。和やかで楽しい。
そして井川さんの懐かしおもちゃ「ポッピンアイ」なるものが登場。遊び出す2人。
「視聴者置いてきぼりですね」「置いてきぼりにしていい番組って聞いたんで」と宣う探偵さん(笑)
こんなこともさらーっと発言しちゃう探偵さんナイス!
もう出演者は視聴者置いてきぼりでいいですよ!
視聴者は好き勝手に萌えてますんで!(爆)
あぁでも、こんな自由奔放で許されるのも深夜番組ならではかしら。
ゆるーく、まったりと、誰より出演者が楽しんでるのがいい。
ゴロー版タモリ倶楽部のような感じでもありますな。

続いては番組スタッフを使っての懐かしのダイエット企画。これは連続企画なのですね。
懐かしモノを探求する番組は数あれど、流行ってたダイエット法を再検証するのは珍しい。
いい点ついてます。
これもフェミニストゴローの影響か、なんだかんだ言っても視点が優しい。
普通、番組スタッフを使って…な企画なら、ちょっとウケ狙いの方に走ったりしがちですが
そうじゃないもんなぁ。ちゃんと女の子扱い(て言い方もどうかと思うけど)してくれてる。
実際の体重(数字)じゃなくて「スイカ21個」とか。
「乙女心を傷つけない為に」も探偵さん自ら出演交渉です。
…よく考えたら、使いっ走りさせられてるけどね(笑)
「あれがキャラだし、そのままでいい。愛嬌あるし」なんて元も子もない発言して抵抗したものの
結局「仕方なく」直接交渉に向かう探偵さん(笑)
上着の背中の裾が、ワイヤレスの機械にひっかかって変なシルエットになってますよー。
(誰か教えてあげて下さい……)
でもまぁ、そんなツメの甘さもファンは萌えるってもんです(爆)
今回は交渉編ということで、実際の企画は次週からスタート。これも面白そう。

気になった初回、面白かったです。
まったりとしてる割に、あっという間だったような。
でもファンのとってのツボも多くてよしよし。いや、むしろゴロヲタにとって美味しいところだらけ?(爆)
今までの「稲垣吾郎一座」とは違う切り口でも、ちゃんとイナガキゴロウの持ち味が活きている。
落ち着いて見られる”大人の”深夜番組って感じですね。
週の後半だけに、この程度のテンションもいいかも。

ところで、新番組の紹介で出ていた「80年代を知らない若手俳優」とかのアシスタントは?
いなくても回ってるから、この空気が乱されるぐらいなら、正直無しでもいいんですけど(苦笑)
アシスタントが出ると、また違う空気感になるかもしれませんね。

こういった「懐かし系グッズ番組」というのは、少なくはないんですけれど
他の番組が芸人さんタレントさんで賑やかに進行するのに比べ
なんとも地味ではあります(笑)
でも今回のゲストさんや、ゴロさんのイメージと相まって、まったり進行してるのが
いい番組のカラーになっていた気が。
しかし、細道の頃に比べると、MCが上手くなりましたね!
進行も上手く回せるようになってるねー。

あぁ、これまた楽しい番組が始まって良かった。
次回も楽しみです。



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