土曜日、またも車屋さん某ディーラーへ行く。そこの営業さんプロ意識が非常に高く、好感感じまくりだった我ら夫婦、ついに買い替えを決意。 今乗っている車に愛着はある。しかしいかんせん不具合連発。安心を買うってことでね(誰に言い訳・・・)。
週末には車屋さんと娘の中にもひとつ方程式が出来上がったらしく、「くるまやさん、いくー。くるまやさんのおもちゃ、いくー。」とリクエストしてくる始末。
確かにディーラー店舗内には、大概キッズコーナーというスペースがある。飲み物は出てくるわ、ビデオは見られるわ、おもちゃは目新しいわで言うことないわな。
さて、昨日も娘機嫌よくビデオを鑑賞しながらきっちーちゃん滑り台を満喫していたところ、小学校高学年姉妹が猛烈な勢いでキッズコーナーに登場。
ビデオを無言で「不思議の国のアリス」と取替え、見たい箇所まで早送り。君たちここの常連さんだね。こないだの続きを見るって決めてたの、というオーラを感じる。
それにしてもだよ、無言はないんじゃないのかね。
案の定娘は大泣きし始めた。うーん。なだめながら迷う。ここでガツンと彼女たちに言うべきか、それはオトナゲないことなのか。娘に「嫌だったら泣かないでお口で言おうね」と諭すべきか。うーん。
姉妹の両親は我らの隣のテーブルでアイスコーヒーをすすっておられる。偏見はいかんかもしれんが、オカーサマのお化粧がなんと申しましょうか、濃い。お面のような塗りっぷり、巻き髪で、マニキュアで、一世代前のお上品な奥様。あ、すごい書きようですか、私。
オカーサマはこちらを一瞥もしない。娘の号泣に気付いたのはオトーサマの方だったが、「アリス見てるの?」なんて姉妹に一言かけるのみ。
結局オカーサマから姉妹に掛けられた言葉は、「姉(名前)ちゃん、妹(名前)ちゃん、こっちきてアイスティー飲みなさい」であり「もうひとつクリーム欲しいってお店の人に言いなさい」であった。
姉妹はキッズコーナーを離れたり、戻ったり。ビデオを見たり、アイスティーを飲んだり。そのうち娘は機嫌を取り戻してブロックのおもちゃで遊びだした。
どうやら彼らは納車で来店したらしい。そのうち車の方に移動してしまった。店内に戻ってこない。カーサンそっとアリスのビデオを止め、娘が見ていた方をデッキに入れた。お、おとなげないですかね。
ややしばらくして姉妹が戻ってきた。ちょっと首を傾げて何か言いたそうな姉妹、妹の方が「アリスを見てもいいですか」とカーサンに尋ねてきた。姉は無言を貫いた。
そうよ、そうやって一言断ってくれればよかったのに。 どうぞ、と気持ちよく譲ることも出来たのに。
車の購入とは全く無関係な所でおたおたするカーサン。情けない大人の典型だろうな>自分。
ところで娘が気に入って見ていたビデオ、入院中に繰り返し見ていたブツだったのだ。入院一ヶ月という期間分、カーサンの中にはいろんな物事がスイッチとして堆積したが、中でも強力な部類に入るよ、このビデオは。
あのときと同じビデオ。ビデオ以外の風景。まだ入院しているかもしれない、娘に優しかった、彼や彼女たち。
ヘンなときにスイッチが入るから困るよ。
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