●金曜日 朝食後、思い立って本命幼稚園に電話、自転車かっとばして当日飛び込みみたいな形で見学させてもらう。
下見した甲斐あって、迷うことなく到着。しかし、距離を感じる。ちと遠いなあ。
予想外だったのは他にも見学者がいたこと。時期を考えれば当たり前か。我ら母子の他に7組の母子が来ていた。もうこの幼稚園に決めている人がほとんどのように感じた。
幼稚園の印象は、補欠幼稚園よりきっちりしている感じ。園服も着ているし(補欠は登下園時のみ着用)、先生のお話を並んで座って聞いてたし(補欠はもう少しカジュアルな感じ)。見学者にも、園児に話しかけるなというお達しがあったし、教室には入れてもらえなかった(補欠では娘が園児に入り混じって遊んだ)。
プールがあって水泳の指導があるとか、体操の先生が来るとか、お勉強以外の方面でのお稽古に力を入れている様子。
計八組も見学者がいると質問もずびずばで、斬り込み隊長が一人、入園料授業料その他について突っ込みまくってた。聞き耳ダンボになる便乗カーサン。心の中でメモメモ。
仏教園で、お寺の境内を通って園の入り口に達する道を歩いてきたというのに、「クリスマス会はないのか」と質問し、「仏教園ですのでありません」という回答にあからさまにがっかりしていた人もいた。ははは。
なーんとなく、なんとなくの印象だけど、ここに通わせることはないような気がしている。
例えば娘が登園中に低血糖発作を起こしたとして、あの距離をかっとばす間ずっと彼女が倒れているのか、という危惧もあるし、見学のさせ方も補欠幼稚園に比べて表面的というか、あまり熱意が感じられなかった。
ただ、1型糖尿病であるということで入園を断られることはないということと、以前それらしき園児がいたようだ、という点で、ここもまだ捨てきれない。 ※「お砂糖を預かったことがある、今は砂糖ではなくお薬であるんでしょう?」と説明のおばちゃんが言っていた。
もうひとつの大穴幼稚園を見てから決めよう。
●土曜日 実家がある町内で秋祭り。山車とお神輿が出る。
実家じじは長年、町内会で会計をしており、毎年それは楽しげに参加している。娘が産まれてからというもの、この時期になると娘を連れて来いと矢の催促だ。
ばばは娘の裄と背丈に合わせて浴衣に二重揚げをして準備万端、預けた下駄持ってこいと鼻息荒い。これは連れて行かないわけにはいかない(わかりにくい文章)。
娘は最初、山車に群がる人の量に圧倒され、「もう行かない。おうちがいい。」とクールな反応を見せたが、夕方になって浴衣を着せ縁日に連れて行くとウハウハ。ええ、じじもウハウハ。
町会の役員で大抵の大人参加者と顔見知りという立場を知ってか知らずか、きちんと列を作るこどもたちそっちのけで「これ頂戴」と娘を抱いて横入りしまくり。娘として恥ずかしいぞ。たしなめてもたしなめてもノンストップ。酔っ払いの孫溺愛を止める術は皆無。
娘はヨーヨーの浮いたプールに突進、カキ氷に舌鼓、輪投げの的は目の前まで移動してもらっておもちゃゲット、「ひとつじゃ足りないわよ」と町会のおばさんたちから大量の焼きそばやみそこんにゃくを仕入れ、親二人で荷物持ち。
そのうち縁日がお開きになり、では、と帰ろうとしたらじじが呼び止める。これから大人が担いで、少しだけお神輿で周るから見て行け、孫に見せたいというのだ。はいはい、残りますですよ。
するとお鉢が回ってきたのは親の方。夫いつのまにか町会の若い衆に絡め獲られて法被を着せられ、お神輿の担ぎ手の輪の中に。
近場を一周して帰ってきたお神輿を迎えると、今度はカーサンまで担ぎ手に引っ張り込まれる始末。周りは男性ばかりで肩が届いてないんですが。しかも先頭なんですが。
こんな体験初めてだ。そして知ったよ。お祭りに夢中になる人の気持ちが。三社だ深川だと大騒ぎする知り合いが何人かいるが、初めて彼らの気持ちがわかったよ。
担いで揺らしている間、妙に血がたぎった。嫌な気持ちがひとつ残らずすっとんでしまった。解放感、高揚感。なんて言ったらいいんだろう、あの気持ち。
夫も実はお神輿を担ぐのは初めての経験だったそうで(後日談)、彼がお祭りに目覚めたらどうしようかと思ったが、それは取り越し苦労だった。「いつ終わんねんて思ってた」夫に比べると、はまりそうなのはカーサンの方。
やばい、また一つ好きなものが増えた。
●日曜日 車の点検をお願いしにディーラーへ。エンジンをかけるとキュルキュル大音響なのだ。二度目なので余計に不安。
点検の結果、ファンベルトが伸びて緩んでいたためと判明、直してもらってさあどうしよう。
このところ調子が悪いという理由で、夫は車買いたい熱が高まっているのだ。直っちゃったんですけど。
それでもまあ冷やかしで、ということでショールームを二軒はしご。寄る所寄る所で飲み物が出て親はお腹タプンタプン、娘はキッズコーナーのおもちゃでアドレナリン分泌。お土産まで頂いてなんのこっちゃ有意義な一日だった。
薬の処方が変わって4日目、なかなか快調な滑り出しである。よしよし。
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