妄想日記-オレのOヒゲがのびるワケ...satou

 

 

谷中墓地 - 2007年12月29日(土)

ムンク→上野公園→谷中と相成りますが。

まあ、最初から墓地に行こうと思った訳ではなく、上野公園近隣の地図を眺めていたら、
谷中が近いらしい。
その中には「谷中霊園」という広大な敷地がある。怖いもの見たさもありぃの、日暮里から近いしぃ〜、天気も清々しい〜みたいな軽い気分で歩こうかと。


しかし、谷中、行って見ると奥が深い。
何がと言われると、この間行ったばかりで上手いことは言えませんが、
う〜〜ん、例えれば「向田邦子」の作品に出てきそうな(もしかして出てるのか?)的な、由緒漂う「墓地」風情の匂いを醸し出しているんですよね。

しかし「墓」だらけ。じゃ。
その中を近所のおばさんがスーパ-の買い物をチャリに乗せ、行過ぎる。
「こんにちは。」と知人と墓地で挨拶なんてしてる。
きっと近道なんだけど、変な景色だ。

以前、広島の尾道で遭遇した記憶を思い出す。
あそこもお寺と墓地が沢山あったからね。

しかし久々だなぁ〜こんなお墓を沢山見たの。
で、墓地の迷路をさ迷い歩くと、開けた道に出た。
開けたと言っても、両サイドには墓地なんですけど。
どうやら春は桜並木になるらしいぃ〜。

墓地に桜に花見に酒かぁ〜。人生ですなぁ〜。
と感慨深く歩いていると、とある墓石に目線が。

そこには「七代目 市川団蔵」の文字が。
(蔵)は難しい旧漢字で書かれていたので、
調べるまで不安でしたが、まさしく「団蔵」さんのお墓でした。
でもって「市川」と言ったら歌舞伎なんで、
私、これでも役者の端くれ、
何かの巡り合わせかと、手を合わせ、PCで「団蔵」さんが何者かを調べて見る。

七代目市川団蔵さん(天保7年〜明治44年9月11日(1836-1911))
という方は明治の劇壇で「九世市川団十郎・五世尾上菊五郎」と並べられた程の、
偉大な役者さんだったらしい。
しかし、ここにも数奇な運命と申しましょうか、八代目団蔵さんに携わる文献を発見。

お墓の数だけ?
歴史ありですわぁ〜。



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