いただきます。...じゅん

 

 

最後の恋人・1(ごめんね、ごはん話から脱線・・) - 2001年11月13日(火)

一度だけ。家庭のある人を好きになったことがある。
まーさんじゃ、ないよ。
奥さんがいることを知らなかったわけじゃない。
どころか、奥さんとお会いした事もあった。
まだまったく恋の予感もなかったころだけど。
白さんはネットで知り合った人だった。ぶっきらぼうで毒舌で
だけど彼を知る人は誰もがみとめる、厳しくて、やさしい人だった。
多分、認めないのは彼自身だけだと思う。

それまでただの「いい人」だった白さんを男性として意識したきっかけは
あるときみんなで行ったカラオケだった。
恐ろしく上手かったのだ。その声に私は鳥肌が立った。
その日の夜、私ははじめて積極的になって、
常連のチャットメンバーの店に行く彼についていった。
メンバーの中で方向が一緒だったのは私だけだったとか、いいわけは幾らもある。
でも、怖いくらい緊張してどきどきしていたいい訳はなにもない。
それは丁度、夏の一歩手前。空気がぬるく湿った夜だった。

好きになっていく自分に戸惑った。
罪悪感が何一つない自分が許せなかった。
奪い取りたいわけではない自分が理解できなかった。
はじめて二人で会ったのはそれから3ヶ月。
恋に「落ちた」としか表現できなかった。
私だけではなかった。
彼も少しずつ落ちて行くのが、お互い手に取るように判った。
体だけだよってお互いに言いながら、私が好きだよって囁かないと眠れなかった彼。
抱きしめながら私にも聞こえないくらい小さく、好きだと吐き出した彼。
家庭のある彼はどれだけ辛かったのだろう。
平気で好きだと言いあえるなら、まだこの言葉は苦しくない。
言わないと決めているのに欲しくなる程だから、こぼれてしまう程だから苦しい。
怖くなるくらい好きだった。
奥さんを愛している事と、私を好きなことは彼の中では別の事らしかった。
楽しそうに奥さんの話をする。
そして不思議な事に、嘘でもなんでもなく私は楽しそうに語る彼と
彼が愛しいと思う世界のすべてがとても好きになった。

私は自分が嫌いだった。世界中が怖かった。
でも、彼が愛しいと思う全てを愛したとき、私は自分も愛しいと思えた。
激し過ぎたせいで彼と離れたとき、私は悲しくてたまらなかったけど、
それでも自分を愛していられた。
彼の愛情はそれくらい特別だった。
自信が・・あったからなんだろうね。そして、悲しくてふらついていたから。
「最近寂しそう」
そう私にいいだしたまーさんと会う事にした。
ふらついているだけでは、会わなかったと思う。
自分では相手にしてもらえないって、はなから思いこんで。
だからね。白さんとの恋は特別。
今、私が大切なのはまーさんだよ。
でもね、白さんが私を愛して、欲してくれたから私は強くなったと思うから。

うう・・終わらない・・明日も読んでくれる?


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