今日は学研「NEW教育とコンピュータ」の取材授業。来校者は堀田先生と木島さん。正直な話、この日が来るまでプレッシャーだった。堀田先生はもちろん、木島さんも全国あちこちの著名な実践家の授業をご覧になっている。いわば「目利き」である。自分の授業の強さも弱さも自分が一番よく知っている。目利きのお二人にその点をお見せすることになるが、「これが今の自分の実力」ということで、とにかく全力を出そうと思った。
朝は授業のスライド準備。昨晩、パソコンのちょっとしたトラブルでできなくなり、朝に持ち越し。今日の流れを再確認。余裕があったら言いたい点を挿入。 全校朝会、算数、水泳とたてつづけ。子どもたちには合間をみて今日のことを話す。
3時間目。取材授業スタート。社会。自動車工場の写真と図の読み取りがメイン。 最初は写真を子どもたちが読み取っていくのだが、「海がある」「いくつも工場がある」といったように見えるものは書いていくのだが、「だから〜だ」といった解釈や「〜だからだ」理由づけが不足。それでも発表の中で必要条件や次の授業での布石は打つことができた。学習技能はもっともっと鍛える必要がある。 工場内の配置図の解釈はおもしろかった。一見関連づけがないように見える一つ一つの工場の配置。それが作業効率を考えたもので計画的に作られたということに迫るのがポイント。子どもが作業の順序の通りに並んでいると指摘した時には「そうか」と自然に声が出ていた。 ただ、まとめの解釈で子どもたちがずれていた部分もありその点は残念。教師が予測できなくては・・・と思う。
4時間目。国語。インタビュー学習だ。これは自作ビデオがヒット。何の学習をするのか意識づけはOK。今日は感想とまとめを入れることだ。それらができるようになるまでは、また細かなステップが必要ということで実際に、事例を出し検討させてから練習をさせた。 しかし、その検討が不十分。子どもたちは最後の自己評価で「目標を達成できた」と考えている子がいたが、それは回数を重ねたから・・・そんな気がした。いずれその点が弱さだ。
堀田先生と木島さんは子どもたちと一緒に給食。給食後が子どもたちとのお別れだったので一言ご挨拶をいただく。5時間目途中から授業についての取材。自分の感じの弱さは授業後の取材の中でも指摘していただいた。これらはブログに。
16:15に堀田先生のご講演。子どもたちの活動があったが、15人も参加していただいた。いつもながらの明快なご講演。講演中に先生方の反応の声がどんどん大きくなっているのが一番前の席でもわかった。わずか45分の時間で「やる気と元気」をいただいた。プレゼントもあり、今回の取材は私だけではなく、本校にとっても大きなものになった。
17:45にエルミタージュで懇親会。本校若手教員4人も一緒。集まりがあるまで木島さんから軽く取材。「いつでも的確に話す力」がほしいとまた感じる。トレーニングだ。それにしても楽しい話が盛りだくさん。料理もフルコースだったが、今日一日も自分にとって美味しい(いろいろな意味で)フルコースの日だった。
20:04の新幹線で見送り。帰ってからしばし放心状態。夢中で感じなかったが、終わってみて感じる今日一日の有り難さ。本当に幸せな教師人生とつくづく思う。
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