Opportunity knocks
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2005年09月16日(金) ちょっとくだらない話ですが

今日の夕方、ひさしぶりにかなり腰をすえてコドモに説教をした(説教の直接の原因はまったく深刻なことではないけれど、いちおう先々を考えてしっかり釘をさしておかないといけないなという程度のこと)
コドモも自分が悪かったということは十分自覚していて、かなり反省しているようだった。が、反省しているというのはわかったもののわたしの腹の虫はなかなかおさまらなず、かなりの時間がみがみくどくど叱った。

怒りながら夕食を作り、食べさせ(食べた後コドモは塾にいった)、食器を洗って食器棚にお椀を仕舞おうとしたときだった。
手がすべってお椀(木製)が水きり籠のふちに落ち、かなり奇妙なバウンドをした。バウンドした先にあったのがカウンターに置いてあったコドモのお気に入りの御飯茶碗だった。コドモのお茶碗はお碗の直撃を受け見事に真っ二つに割れた。
わたしはちょっとびっくりした。それはかなり奇妙なバウンドで、まさか水切り籠から離れたところに置いてある茶碗にあたるとはまったく思っていなかったし、それにわりと軽いお椀だから、普通に当たったとしても、真っ二つに割れるような衝撃があったなんておもえなかったから。

コドモが塾から帰ってきて割れている茶碗を目にした。
コドモは、非難がましくわたしをみた。何もそこまで怒って茶碗まで壊さなくても、という目だった。
わたしはわざと割ったんじゃないのだ、偶然落ちたお椀が偶然アンタのお茶碗にあたったんだと説明しようと思ったのだけど、なんとなくそのまま何も言わなかった。

わたしは普段あまりコドモに対して怒るということはないし(連れ合いにはしょっちゅう怒るけど)お茶碗類もあまり壊したりしない。
でもその日、わたしはコドモにかなり厳しくお説教をし、そしてわたしの落としたお椀は奇妙なバウンドをしてコドモが気に入っていた(とても気に入っていた)お茶碗を直撃したというわけだ。
そしてその日は、村上春樹氏の新刊「東京奇譚集」を買った日だった。

たぶん、この本を買った日に起こったかなりささいなその出来事を、頭のどこかにしまって、ずっとおぼえているだろうなと、そうおもった。
ほんとうにとるにたらないくだらない話なのだけども。



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