Opportunity knocks
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2004年01月12日(月) 休日

コドモと連れ合いと3人で、シャガールの版画展を観に美術館へ。
休日なのになぜか美術館はがら空き。おかげでゆっくりみてまわることができた。

シャガールは正直言って(わたし的には)可も無く不可も無くという感じの存在だったのだけど、今日観た版画展で少し見方が変ったような気がする。
版画はほとんどが銅版と石版で、規模としてはそんなに大きい展示ではなかったけれど、思わず見入ってしまったものがいくつかあった。
シャガールの作品は油彩の方がよく知られているけど、実は版画の数の方が遥かに多いそうで、生涯に約2000点ほどの作品を描いたとのこと。「死せる魂」「寓話」「聖書」という初期の版画集がおもに展示されていて、聖書や寓話から引用した文章と、それをもとに描かれた版画が一緒に並べられていた。
鋭角的な線の流れと微妙な影の明暗など、ひとつひとつ丁寧にみていくととても興味深かった。強く深く濃い線、浅くほのかな線、短い線、長い線、真直ぐな線、よじれた線、などなどそれぞれの線に描き手の思いがこめられているような気がした。たぶん、シャガールは版画というものに対して特別な思いがあったんじゃないかと思う。油彩にはない側面がそこにはあったし(といっても根底にあるものは同じだと思うのだけど)版画という技法の中でどこまでも掘り下げていきたいという気概みたいなものが絵の中に感じられたような気がする。
とにかく、とても興味深い展覧会だった。

絵をみたあとは久しぶりにフレンチたべに覚王山というところへいく。
いちおうちゃんとしたフルコース。冷製の前菜にたことサーモンと野菜のマリネ、温製の前菜にしめじとエスカルゴのキッシュ、スープ、魚料理とメインの肉料理。
メインの肉料理は牛タンとフォアグラのパイ包み。コドモが、牛タンはわかるけどもう一つの肉はなんの肉かときくのでガチョウの肉だと答えておいた。コドモはレバーが大の苦手で、本当のことをいわない方が良いと思ったから。結局こどもはおいしいおいしいといって食べていた(あとでほんとうはレバーだったんだよと教えたら、えーあれがレバー?とおどろいていた…)デザートはチョコレートのムースとレモンのソルべ、苺とキーウイの盛り合わせ。小確幸のひととき。

天気もよくていろんな意味で満たされた休日の午後だった。


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