Opportunity knocks
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黒澤明監督の「デルス・ウザーラ」を連れ合いと一緒に観る。 この映画は、ロシア人であるウラジミール・アルセーニコフという人が書いた手記をもとに作られた映画で、登場人物のほとんどがロシア人、日本人はひとりもいない、本編すべてロシア語、というかなりの異色映画。物語は20世紀の初頭が舞台。 原作者であるウラジミール・アルセーニコフは帝政ロシア時代の軍人で、軍の指令によってロシア全土を探検するのだが、その際偶然モンゴル人の男デルス・ウザーラと出会う。映画はそのデルスとウラジミール・アルセーニコフとの心の交流を主軸にしている。
あー、こういうのってほんと書くの苦手・・。 とにかくいろんな人に観て観てっ、とすすめたくなる映画であることは間違いないと思う。黒澤明はこの映画のまえにとった「どですかでん」という映画があまりにも不評だったためかなりナーバスになっていたらしい。自殺未遂までしたというのだから、かなりの精神状態だったのだろう。そういう時期にロシアからこの映画の企画が出されたというのは、黒澤にとって大きな転機だったんじゃないかと思う。日本から遠く離れたところで自分の表現したいものを思う存分映像にし、自分が撮りたいものは何かということをあらためて再認識できた、そんな雰囲気が映画からしみじみ感じられる。 ラストは、黒澤らしく、人間というものの業の深さがこのうえなく明確にえがかれていて、すごく考えさせられた。とにかくとにかく、素晴らしい映画。
良いものを観て、今日は一日すごく頭の中が活性化された気がした。小確幸。
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