TOI,TOI,TOI!


2003年02月10日(月) 味噌汁とミュンヘンフィル

昨日は、フランクフルトにミュンヘンフィルがやってきた。
新婚のアンネゾフィー・ムター&アンドレ・プレヴィン夫妻と一緒に。

ミュンヘンフィルはおととしの冬、先生探しの旅で初めてドイツに来たときに初めて聞いて、それ以来何回かミュンヘンで聞いている。
初めてドイツでドイツのオケを聞いたのがミュンヘンフィルだったんだけど、2年経った今でもやっぱり一番好きなオケかもしれない。

昼間、ほかのオケのメンバーと共に、N姉さんフランクフルト入り。
マライケも来て、3人でうちで昼ご飯。
メニューは、白いご飯と味噌汁、サラダ。手間はかかってないけど、Nの好み、計算済みなのね。

マライケは人生初ミソズッぺだったけど、気に入ったようで、
これをいつも作ってほしいとか言ってました。でも、白いご飯は「つまんない」だそうで。はい、そう言うと思った。
これは理解できないらしいですね。こっちの人には。
マライケも、所詮こっちの人か。当たり前か。

一説によると、ご飯+味噌汁とか、ご飯+おかずを、口の中で一緒にして食べる(味わう)ということが出来るのは、日本人だけだとか。
たとえば、焼肉とか焼き魚とかそういうものを食べると、白いご飯がほし〜って私達は思うけど、その感覚がないってことでしょうね。それこそ理解できないですけど。私には。

っつうわけで、このドイツ人は味噌汁の中にご飯を入れて(一応ダメって言ったけど、時すでに遅し)、サラダには塩をかけていました。あーあ。

話はそれるけど、最近、ユーディットのうちに3人集まったときのこと。
茹で上がったスパゲッティの麺をざるにあげたら・・・マライケのアホが水道の蛇口をひねった!キャー!やめて―!なんでー!
と大騒ぎする私。慌てて水を止める。

ドイツ人の習慣なのか、ゆでたパスタを冷やす(洗う?)のには、なにか理由があるらしく、隣でなんじゃかんじゃと主張をはじめた。しかもまた蛇口を強引にひねろうとする。
主張の内容なんてヒアリングする気なし。絶対、だめ!それは間違い!と強く言って、パスタのざるを持って逃げる私。
誰かイタリア人に聞きなさい、ね?絶対間違いだから。と言ったら、分かったよぅと言って引き下がったけど・・・まじでびっくりした。

後日、ジュゼッペに確認しました。もちろん間違い!あたりまえ!

っつうか、パスタ茹で上がってから、どっかいくなよ、ユーディト。椅子を取りに?物置に?おーい!「パスタは茹で上がったらすぐに食べなければならない・・」とか、ぶつぶつ私が言っても、マライケは鼻で笑っただけ。
ドイツ人ってほんとに「食」にうるさくなさすぎです。おいしいものを『おいしく』食べるってことに興味がないんですね。料理もあんまりしないし。

あと、マライケは私が包丁とまな板できゅうりをトントントントントンッとやりだしたら、イ〜〜〜!と言って逃げまわっていた。そんなに怖いか?


話を戻します。

コンサートは、面白かった。
いろいろ考えたし感じたし勉強になったし、いいコンサートだった。
オケはやっぱり上手かった。
フォルテの音の広がり方がすごい!というのはマライケ談。同感。

コンサート後にも、N、マライケ、その他オケのメンバー数人が加わって中華を食べにいき、
マライケは初対面の人だらけに囲まれても全然大丈夫で、いっぱいしゃべってました。なんでかわかんないけど、友達同士が知り合いになるのって好きなんだよなあ、私。
楽しかった。


  
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