水野の図書室
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2018年07月30日(月) 荻原浩『胡瓜の馬』

胡瓜(きゅうり)の馬とは、お盆のときに仏壇にお供えする精霊馬(しょうりょううま)のこと。
胡瓜で作った馬と一緒に、茄子の牛も置きます。
馬と牛はご先祖様の乗り物。
足の速い馬で来てもらい、帰りは、ゆっくり戻ってもらうために牛なのだそうです。

荻原浩『胡瓜の馬』── お盆の帰省を象徴するようなタイトルですね。
お盆休みに妻子を家に残して、ひとり故郷に帰省する主人公。
40歳を越えて、人生を振り返りたくなる時期に、高3のクラスの同窓会の案内が届けば、思い出さずにはいられないことがあります。

故郷の駅。
懐かしい空と山。
幼なじみの女の子との思い出があふれてきます。
もし、あのとき、連絡が取れたならと考えても、あの日には戻れない。

人生は一度きり。
もしもは、ないのです。


水野はるか |MAIL
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