水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2018年07月25日(水) |
荻原浩『ゴミ屋敷モノクローム』 |
先日、名古屋の「ゴミ屋敷」に強制執行が行われ物品撤去というニュースがあった。 テレビニュースで見た、その家は悲惨な状態で、よくまぁこんなになるまで……と驚き、せつなくなった。 『ゴミ屋敷モノクローム』を読んだばかりだった。
荻原浩『ゴミ屋敷モノクローム』は、苦情を受けた市の生活環境課の職員が、ゴミに埋もれた家を訪れるところから始まる。 家の中の様子と老婆の受け答えが妙に生々しい。
撤去の日。 ゴミが取り除かれていく。 徐々にあきらかになっていく本来の家の姿。 そこには喜びに満ちていたはずの思い出があった。
家の中は、こころの中でもある。
スッキリ片付けられるのは、幸せなことなのです。
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