日記

2008年02月14日(木) 多分冷静になって読み返したら頭抱えると思います


うおあああ早くゼノオンリ感想を書くべきだとは思うのですけれど!
今日は何せ日が日なので、慌てて書いてしまいました。


こんばんわ、ゼノが好きすぎて困っています。もえぎです。
ゼノオンリ感想ちゃっちゃと書くべきなのはじゅうじゅう承知なのですが。
おもいがいっぱいいっぱいになりすぎて、息苦しいくらいです。
何か色んなものがほとばしりそうなので、バレンタインにかこつけてお話を一つ。
……ごめんなさい、三十分くらいで書きました(笑)
あまいの大好きいやしんぼサイトとしましては、このイベントは逃せません。

即興のため、内容がかなり大変なことになっているような気がしないでもありません。
とにかくフェイエリィが好きなのですよ。接触者対存在が好きなのですよ。
いいえ、もうみんなみんな大好きなのですよ!
たくさんの人たちが書きたいなあ……!
しかしアップしといてなんですが、内容適当で本当にすみません。
日記タイトルにも書きましたが、絶対後日のた打ち回りそうな気がします。
ならやめなさいって話ですがもうこれは勢いです。
タチ悪い!タチ悪い!!





『(Chocolate is trump?)(Chocolate kuβ!)』


 ふたりが向き合う。いやに、しゃちほこばった様子で、立ち尽くす。そのくせ、お互い口の端に見え隠れする微笑の影を、隠そうともしないで。
 顔を合わせて、向かい合う。手に手に、何かを持ったまま。ゆっくりとフェイが口を開いた。

「バレンタインおめでとう」
「バレンタインおめでとう」
「お花をどうぞ」
「お菓子をどうぞ」
「ありがとう」
「ありがとう」
 おうむとおうむが話しているかのような、奇妙な対話。対話と呼んで良いものかと、暫し考え込んでしまいそうな、おかしな対話が、一定のテンポで繰り返される。
 やがてふたりは、それぞれ手にしていたものを相手へと手渡す。
 フェイからは、香りの強い野の花を集めた花束。あちこちにハーブがまじっていたり、花の種類がばらばらだったりして、とてもお店では並べられないようなもの。けれど雑多に力強く咲き誇る百花の生命力は溢れんばかりで、束ねているまっさらなコットンのリボンが、はちきれてしまいそうなくらいだった。
 エリィからは、小さくまとめられたお菓子の箱。勿論中身はチョコレートで、お手製のプラリーヌや、トリュフや、またちっちゃなショコラタルトが、たっぷりと詰め込まれている。普段使いのチーズが入っている輪っぱの箱が、空になったのを幸い、即席のプレゼントボックスにしてみた。当然、リネンのリボンをかけるのは忘れない。
 贈り物を交換する。それぞれに、手にする。贈られたものを、暫し感慨深げに眺めると、ふたりは同時に笑みを深め、また顔を合わせた。
「お礼にお菓子はいかが」
「お礼にお花はいかが」
 芝居がかった口調で、からかうように訊ねてみる。最早微笑は隠すまでもない。
「頂こうか?」
「頂きましょうか?」
 とうとう、ふたりは一緒に噴き出した。

 笑いの衝動がおさまらなくて、少しの間、ふたりはくすくすと笑い続ける。うわべばかりしかつめらしくもわざとらしく、続けてきた遣り取りが、自分達のしたことながら、おかしくてたまらなかった。
 お菓子を貰った、お花を渡した。お花を貰った、お菓子を渡した。それじゃあお礼にお菓子をどうぞ。ではではこちらこそお礼にお花をどうぞ。こんなことを繰り返していれば、いつまでたっても終わりやしない。
 ならば、どうするか。簡単なこと。ふたりが今までしてきたように、するだけのこと。

 解かれたリボンは、コットンもリネンも絡めて結んで花瓶の飾り。卓に置かれたそれには、ちっちゃな花束が揺れている。ごっちゃになった野の花から彼女の指が選び取った、幾筋かのハーブは今日の晩ご飯に、幾筋かの花は挿頭に。暁色の髪に咲く小ぶりの花を見つめながら、彼はぱかん、と箱の蓋を開いた。
 ふたりで共に分かち合う。いつも、いつでも、それだけのこと。


 だから……。
 ふたりで分け合ったあまいお菓子が、最後の一つになったとき。たった一個きりのそれを、ふたりがいかなる手段でか半分に分かち合ったのも、また、当たり前のこと。
 そう。『いかなる手段』。でか。


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