| 2007年06月22日(金) |
なんというかwar is over |
ああ。ああああ。 なんて。何ておそろしい…。
こんばんわ、ヤツが出たのです。もえぎです。 ええ、ヤツです。ヤツ。 お願いですから名前を全部言わせないでください。 Gです。マザー2風に言えば『あれ』です。あのあれです。 ああ。思い起こすだけで身の毛もよだつ。 夜のわんこのお散歩に行き、お風呂のお湯を入れ。くつろいで。 さあそろそろお湯を止めに行かないと、と腰を上げて。 ひょこりと廊下に出ようとして。凍りつきました。
玄関側の柱にGが。
硬直。
状況を整理してみましょう。 敵機は一つ。 等級はミドルクラス。 現在わたしはお留守番中である。 つまり孤立無援。むしろ四面楚歌。 結論。半泣き。
どうしてこういうときに限って誰もいやしないのでしょうね。 本当にどんな罰ゲームかと思いましたよ。 一瞬現実逃避に走ろうかとも思ったのですが、そうできる状況でもなく。 家族に救援要請の電話をかけても、通じなかったり笑い飛ばされたりで。 そうこうしている間にも、お風呂のお湯は溢れそうになってゆきます。 本気で泣きたくなってきた頃、玄関に人の気配。 もしや父が帰ってきたのではと声をかければ、それは姉で。 おいでませ友軍。 玄関近くにヤツがいるよ!と叫べば、姉も表情が強張りました。 取り敢えずそそくさと家に上がっては、お風呂のお湯を止めてくれました。 そのまま高速でGの柱脇を駆け抜け、わたしのいる居間へ帰還。 期待に満ちた眼差しで姉を見つめていたのですけれど。 そこは姉妹。『無理やから。』その一言で、全てが理解できました。 非戦闘員が二人になっただけでした。
けれど仲間が増えたというのは、心底ありがたいことでした。 散々二人で恐怖を愚痴にして乗り越えることができました。 でも現実逃避したいのは二人とも同じでした。 暫くは何事もなかったかのようにテレビを見てGから目をそらし。 姉に到っては晩ご飯を食べるというつわものっぷりでした。 そして戦闘開始から一時間以上が経過し、膠着状態が続いておりました。 因みにこの間、一瞬でもヤツに近寄るのがイヤすぎて、お風呂にも入れません。 流石にお風呂入りたいなあと思い始め、おそるおそる敵を偵察しました。 事態急変。 ヤツが消えました。
いれば不安になりますが、姿が消えれば更に不安になるGマジック。 姉と二人で暫くうわあああんてなっておりました。 ヤツは何処に行ったのか、お風呂場か、玄関か、それとも台所に忍び入ったか。 不毛な予想大会が凄まじいローテンションで繰り広げられていた頃、とうとう父が帰還。 近付くことのできなかったお風呂場付近やら玄関を確認して貰います。 異常なしと宣言して貰っても、まだまだ不安は拭い去れません。 それでもお風呂には入りたいのです。 ので、胸にパジャマを抱えながら、決死の覚悟でお風呂場へ潜入を試みます。 横から父に『お前何歳やねん』と突っ込まれましたが気にしません。 こわいもんはこわいのです。 あれはこの世の罪科と混沌と原初の闇が混濁して生まれたものに違いありません。 いいえきっともっと悪いものです。 でなければ、こうもヒトのゲノムに刻み込まれる勢いで恐怖を刻印してはいないでしょう。 爪先立って。身を低くして。 足元。頭上。壁。扉の裏。全てに細心の注意を払って。 一歩歩くのに、五センチ進むだけに、何十秒もかけて安全を確認して。 よぉおーやく、無事、お風呂に入ることができました。 普段ならば、ゆったりくつろげるはずのお風呂でも、気は抜けませんでした。 それだけヤツの存在は脅威でした。
お風呂上りでほこほこしながら居間へ行き、一息ついて(当然廊下は全力疾走) そしたら、あんまり姿の見えないことを訝しく思った姉から。 『まさか二階に行ったとか…?』という考えるだに恐ろしい発言。 こわいこと言わないで!と反論しつつも、おやすみーと、二階へ上がります。 階段をのぼるうち、姉の言葉が脳裏を巡り。 ちょっとおそるおそる行く手を確認してから、部屋へと入りました。 ドアあけっぱなしにしていたので、姉の言葉が余計に怖かったのです。 けれど室内に黒い影はなく、平穏は保たれておりました。 ほっと胸を撫で下ろして、パソの電源を入れました。 すると階段の辺りから、姉の声が聞こえます。 なーにー?とドアを開けようとしましたら、鋭い制止。 凄まじく嫌な予感が瞬を駆け抜けました。 大慌てでドアを閉めると、なんかもう逆に姉は笑えてきたらしく。 そのリアクションに、わたしも薄々予想がつき始めました。 ええ。あれが。わたしの部屋の入り口上部に。 何処まで罰ゲームですかこれは。
このままでは、わたしは部屋から出ることができません。 けれど最悪のシナリオになると、ヤツがわたしの部屋の中に侵入を。 どうあってもそれだけは避けなければなりません。 いざとなったらわたしは窓伝いにバルコニーから脱出するつもりでした。 ドアの向こうからは、姉の干戈の音(具体的に言えばスプレーの噴射音) が聞こえてきます。 そしてこういうときに限ってお風呂に入ってていない父。 またも膠着状態を向かえ、辺りには緊迫と乾いた笑いが満ちました。 と。ここでようやっと父がお風呂からあがってきました。 まさかタイミングを見計らっていたとは思えないのですが、とにかく援軍です。 壁越しに、ずばし、ずべし、ずごし、と、三度ほど轟音が響き。 たった三打で、戦闘は終結しました。 激闘。実に二時間。
後で姉の語るところによれば、ヤツはどうやら電灯の上にいたそうです。 わたしと姉の部屋の間には一つ電灯がありまして。そこに。 姉の部屋からはよく見える位置なのですが、わたしからは死角。 そこをつかれました。 姉も気付いて硬直したようです。 更にヤツは、そこから飛んで、わたしの部屋の扉上部にきたそうなのです。 フライングG。悪魔そのもの。 死角にいてくれたことは、いっそわたしにとって良かったのやもしれません。 気付いたら気付いたら逆に恐慌状態に陥った可能性があります。 真実を知ることが幸せとは限らないのです。ケイオスくんも言ってました。 ともあれこれにて。敵、残存勢力ありません。
……どうしてこんなこと日記に書いてるかですか? なんかもうネタにでもしないことにはやりきれなかったのですよ! ほんまに、ほんまにこわかったんやて……。 お食事中の方いらしたら、申し訳ありませんでした。
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