日記

2006年07月27日(木) 真面目で誠実で不器用がゆえの


色んな考えがたくさんごにゃごにゃしてしまうのですけれど。
わたしの思考はいつだって、接触者対存在方面に帰結してしまうようです(苦笑)


こんばんわ、いやあのですねフェイとシオンさんの共通点のことなのですよ。もえぎです。
二人とも、ご存知の通り我らがゼノの主人公であります。
別に最初から決めてたわけではありませんが、わたしは二人とも大好きです。
けれど。世間様での評判は、あまりその…な、二人です。
さめざめと涙に暮れたくなりますが、もう八年、そろそろ慣れないとです。
酷い言葉に慣れるのって、ひたすらに苦しいですけれどね……!

二人とも、おもくそご苦労されてます。
自身だけの所為ではありませんのに、全てを一人で背負おうとします。
何せ二人とも真面目さんですから。
フェイの場合。彼を悩ませ続けたのは二重螺旋の鎖。
本人の意志とは無関係に、多くの人を巻き込んで、死と血と破壊を撒き散らした。
彼はただ絵を描いたりできるゆったりした日々を望んでいただけですのに。
生まれる前から課せられていた運命は途方もなくおもたい桎梏でした。
一方、シオンさん。
つらいこと、いっぱいです。あんなに小さくて、聡い、良い子ですのに。
わたしは臆病なので、酷い言葉にざくざく刺されるのが怖くてたまらないのです。
ゆえに、シオンさん好きでも。
サイト探しするのがおそろしくてなかなか出来ないでいるのです。
シオンさんを探そうとすると。相当に高確率で酷い言葉に苛まれてしまうので。
そういうことを言いたくなる方の気持ちも分かるのです。
けれど、どうして、あんな過酷な道を歩まされてきたシオンさんを責められましょうか。
わたしいつも思うのですが、
『なら、貴方ならどんな崇高な選択をして公明正大な道を歩むのですか』
と、問いかけたくなります。わたしなら歩むことすらできません。あんな状況に陥ったら。
こんな意見も、
フィクションの単なる『モノ』と現実をごっちゃにするなと鼻で笑われるのでしょうか。
十五年前ミルチア。あの子の反応は当然のものでした。
辺りは血の海。死臭と炎と硝煙にまみれていました。
ひたひた近寄ってくる死の足音。耳を塞いでも聞こえてくる絶叫。
肉を裂く音。飛び散る血飛沫。
そんな中にたったひとり取り残された八歳の子供。
泣き叫びたい声を必死に押し殺して、ひたすらに震えていた。
結果が、ああでした。
記憶を封じ込めてしまっても仕方のない、凄惨すぎる過去でした。
フェイと同じく二重螺旋に翻弄されたがゆえのこともありましょう。
でも、どう考えても、あの小さな子供に罪はないはずです。
そして、大きくなった二十三歳のシオンさんであっても。
姿を消し、無言ではいても、その根底にいるのは八歳のシオンさんな気がします。
あれだけの残酷な過去をあっさり忘れ去ることなんて出来るわけがありません。
必死に封じ込めて前だけを見ようとされてますが、その強さは脆さにとても近かった。
エピ1の頃から、時折首を傾げてしまった、シオンさんのあやふやな部分。
ご本人も気付かれていない言動の微妙な差異に、少し引っかかりを感じていました。
それさえ計算ずくの物語なのですから空恐ろしい構成力です。流石です監督。
(―…ですから、最後まで、あなたのお言葉で見届けたかった…エピ3DSを待っています)
痛々しいほど一生懸命、戦おうとされた。
ぼろぼろになって傷だらけになって涙にまみれても歩み続けた。
迷いが微塵もない光に満ち溢れた道程だとはお世辞にも言えません。
でもだからこそ、とても人間的でした。
人間的な、あまりに人間的な。

きちんと読んでいない著作をたとえに使っちゃいけませんね(笑)
や。でも、シオンさんて本当にそんな感じです。とても人間的でいらした。
なんか途中から一気にシオンさんに話の比重が偏っていますけれど。
シオンさんで挙げた特徴に、フェイもとっても当てはまるのです。
彼もとてつもなく人間的でした。
だからこそ、わたしはいまだに心奪われだいすきでたまらないのですよ。
小さなフェイも、シオンさんと同じく痛ましい過去を生きてきました。
似ていて非なる大きな点は、肉体的苦痛の有無でしょうか。
小さなシオンさんがずたずたにされたのは心のほう。
小さなフェイがずたずたにされたのは体も心も。
母と同じ見た目である存在から受け続ける、不可避の苦痛。
それに伴い、自分の所為で、目の前で次々に生命が壊れてゆく、精神の苦痛。
こどもが耐え抜くにはあまりに過酷でした。
だからあの子は、苦痛を回避するためにとても合理的な手段をとりました。
解離。
そしてシオンさんがとった方法も、ある種解離ですね。
解離性障害にも幾つか種類がありますが。
中でも最も重いのが、フェイのとった解離性同一性障害。多重人格ですね。
それよりまだましなのがシオンさんのとった解離性健忘。時間喪失みたいなものです。
すとん、と記憶が抜け落ちたようになっていて、けれどただ覆いをしているだけで。
なくなったわけではない。忘れようと努力して、深く深く沈めただけ。
そうしなければ二人とも生きてはゆけなかったから。
解離性障害というのは、そもそも女性のほうがなりやすいそうです。
比率大幅に偏ってました。
おとこのひとは、大きくなったら、力である程度解決できるからですかね。

エピ3をクリアして、シオンさんにおける一連の流れを見ていましたら。
なんだか、ゼノギアスの最後らへんを思い出してしまったのですよ。
ある一点が決定的に違いました。
エピ3未クリアの方がいらしたらいけないので、サーガについては詳しく語りませんが。
ゼノギアスの最後あたり。シグルドが言ってくれたのでしたっけ。
シグルドだけじゃなく…みんなが、同じ気持ちでいてくれました。
わたしが勘違い解釈してるだけやもですけれど、こう言われてる気がしたのです。
『世界よりエリィを選んで、世界が滅んでも構わない』
『貴方たちふたりはそうしても構わないような道を歩んできたのだから』
フェイはとても優しいから。世界とエリィを選べと言われると、きっと世界を選ぶでしょう。
震える手で。自分を殺すようにして。ワガママはいけないからとみんなのために。
そうしてみんなが喜ぶ中で、一人ぼろぼろの心を抱えて、自分を責め続ける。
仲間達はフェイのそんな性格を見越して先に言ってくれたのだと。
『もう自分を押し殺し、苛み続けなくて良い』
『いっくらでも、思うが侭、ワガママにしてしまいなさい』
『我々はそれで構わない』
フェイと。シオンさん。置かれていた状況は、近くありながらああも異なりました。
どちらが幸福であるかだなんて、愚かなわたしには分かりません。
そもそもどちらがより、なんて決められるわけがありません。
ゾハルにだって、多分、分からない。

ああ。そうでした。
そもそもわたし、エピ1の時点で既に、アホなこと言ってましたね。
『ケビン先輩とシオンさんの関係が、接触者対存在逆バージョンに見える』だなんて(笑)
接触者対存在の場合、去るのはいつも彼女で、残されるのはいつも彼。
ケビン先輩とシオンさんだと、去ったのは先輩で、残されたのはシオンさん。
ただでさえシオンさんは何度も何度も酷い喪失を経験されてますのに。追い討ちです。
で、それで?とかって更なるツッコミをされてもわたしは大いに困ってしまいます。
本当にこの人論理的とかいう言葉から遥か離れて生きてますので……。
もっと悟性をばっちしきかせてものを言うべきですのに、いつも感覚が優先しています。
元からわたしに考察は無理な話なのでしょう。どだい、アホの子ですから(笑)
まあ乱暴にまとめちゃいますと、わたしはしあわせなシオンさんを書きたいという話です。
接触者対存在で、思う存分書きまくっているのと同じように。


え!新説新世界にコメント来ちゃいましたよ!(笑)
わあ嬉しい。まあどうしましょう。
ありがとうございます、お返事は明日させて頂きますね。
でもそんなこと仰られたら、このひと本当に調子に乗っちゃいますよ?


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