日記

2006年04月11日(火) 『フェイントかましながらも腐れ縁は途切れないのさ新世界』



はちみつおやつを作ろうとしました。はちみつがないと気付きました。
……やられました。京都いるときに買いだめときゃ良かったです。はちみつー。


こんばんわ、そして結局新世界。もえぎです。
ほんまに懲りる気ありませんねこの人。
しかも今日一日で新世界話書きかけ一本仕上げて新しいの一本仕上げて。
更にもう一本書きかけのがあって、ネタとしては新しいのが三本浮かびました。
そして前々からある書きかけのがもう二本あります。
あんたどれだけ新世界できゃうきゃう書き続けるつもりなのか。
で、ふと気付いたのが、どれもこれも殆ど主人公を書いていないということ(笑)
零児さんたちも大好きなのですけれどね。
ただ、なにせナプコンは誰も彼もみぃんな大好きなので。
だからといってみんな書こうとしようもんならえらい人数になってしまいます。
女の子はみんな大好きでしょう?男性陣だってそうです。
仁さんもキングさんもガンツさんも一応デミトリも。あ、超戦士ーズだって!
他にも機械大好きもえぎさんとしてはモビちゃんだって見逃せません。
それにしてもなんかナムコ側のが多いような気がします。
今日だって、初めてキングさんを書いてみたのです!
鉄拳5とかTTやっといて良かったです。大変参考になりました。
やっぱりキングさんは可愛いです。かっこいいのではなく可愛いのです。
可愛くて優しいの神父さん。かーわーいーいぃー。

そんなこんなで、また書いちゃいました新世界。
どうやらリハビリに良いみたいですね新世界は。
なんかまだ…純粋に『書く』ということができる状態ではないようで。
(あれは一種の戦いですもんねえ)
ただ楽しんで、うきうきと。くすくすしながら書くよろこび。
それに今は身を浸してたゆたっていようと思います。
無茶したらまたいつものじんましんが出て倒れるのでしょうし。
ただでさえ先日は無理をしようとして体調不良で寝込みましたから。
ゆっくりじっくり。わたしは精神と肉体が繋がりすぎている。
だいすきなものがたくさんあるのはとてもしあわせなこと。
ですので今日は、わたしのだいすきなもの二つを組み合わせてみました。
ゼノと、ナプコン。この二つ。
なんかやったらモモちがおっとこまえになってしまったのは、ご愛嬌(笑)





『フェイントかましながらも腐れ縁は途切れないのさ新世界』

 時はエピ1、話は佳境。ファウンデーションが連邦反逆罪の嫌疑をかけられ、主要メンバーが軟禁されてる辺り。ラピス大尉の尋問という名の今後の対策が話されているところ。どうやったら疑いを晴らすだけの証拠を用意できるかとみんな頭を痛めています。これだけの状況ならばどう見てもサーガ話なのですが。ご安心を。こりもせずにやっぱりここから新世界ですので。
 ケイオスがデュランダルの汎用データベースは使えないかと提案し、大尉はそれに対しかぶりを振ります。そして溜め息を織り込めたような、声音で呟きます。それは意見というよりも、空を仰いでの願いにも似ていました。
「所有者であっても改ざんが出来ない、AAAクラスの公的プロテクトがかかっているようなシステムならあるいは――」
「ト、トリプルエイ!?そんなプロテクトがかかってるシステムなんてそうそうあるもんかよ。せいぜい連邦政府のマザーフレームか、U.M.N.のオペレーションシステムくらいのもんだろ?」
 とんでもない要求に、Jr.が素っ頓狂な声を上げる傍らで、シオンの瞳はふとある可能性を捉えて見開かれました。その考えは、夢見心地からゆっくりと、着実に確信へと到りました。そして彼女から遅れること数秒、同じ可能性に副主任も気付きました。
「ある――」
「え?」
「あるわ!」
「――あ!KOS-MOSか!!」
「KOS-MOSだって?」
 突然娘の名を叫んだシオンに、どういうことなのか状況が掴めないJr.が同じ言葉を反芻すると、ええ、と前置きをして彼女は迷いのない口調で語りだします。だがそれに比べ、アレンはまだ歯切れが悪いようです。シオンのように力強く言い切るには、あまりに不安定な方法であったし、規約違反も甚だしかったからです。
「KOS-MOSのデータベースは、ヴォークリンデでのグノーシスとの戦闘を記録してるわ。それを証拠として提出すれば」
「あ、でも。記録の複製を取るには、本社と連邦政府の二つのキーが要りますよ」
「エンセフェロン・ダイブで記録を追体験すれば、コネクションギアを通して複製が取れるわ!」
「そんな。ダイブの設備も無しに無理ですよ」
「調整槽の簡易ダイブモジュールでいけるわ!」
 この後も散々主任と副主任の間で、ああだこうだと言いあいが続きましたが、結局は他に手段はないし、事態は切迫しているということでこの方法が採られることとなりました。最後までアレンは渋っていましたが、最終的には他メンバーからの懇願もあり、やむをえず同意しました。
 そんなこんなで。KOS-MOSの調整槽まで辿りつき、不安定要素が多すぎる一世一代のエンセフェロン・ダイブは敢行されました。
 そして。そうして――


 辺りに広がるのは荒涼たる山肌。歩きやすくするためか、一応段のようなものは岩に刻まれていますが、かなり年季の入ったそれは所々が磨耗してしまっています。お世辞にもなだらかなピクニックコースとは呼べません。これではまるで、登るものに苦行を課そうとしているようなものです。
 そんな場所に放り込まれて、シオンは呆然と立ち尽くしていました。甦る記憶。知っている場所。けれどもそれは、とてもではありませんがヴォークリンデだと自分に言い聞かせるにはきつすぎる情景でした。覚えています。分かっています。この場所が本当にあの場所だと言うのならば、次にくるものは。
「うそ――」
 おそるおそる、周囲を見渡します。見慣れない赤い門が幾つも幾つも並んでいます。鳥居、と言うのだと兄と同じ名を持つ青年が教えてくれました。霊的な力を持つシンボルで、他にも桜舞い散る城の前でも見たことがありました。登山道は途切れている箇所もあり、深い谷底が覗いています。だというのに、その上に漂う雲を歩いて渡ることができ、おっかなびっくり足を進めたものです。そう。覚えています。ええ、うんとうんと覚えています。なら。なら。
 ぎこちなくこうべを巡らせ、ぎ、ぎ、ぎい、と視線を動かします。するとそこに控えていたのは。
「いや――――ぁあああっ!!」
 人間ほどの大きさをした、カエルの群れ。超、カエルの群れ。ぐぇーこぐぇーこ。
 シオンは頭をかかえて心の底からの悲鳴を上げました。内心、ああ一体いつになったらあの新世界から離れることができるのだろうと泣きたくなりながら。

 そのころ。エンセフェロン・ダイブに巻き込まれたとおぼしき、もう一つのグループ。ピンクやら紫やらいりまじった、おどろおどろしく重々しいとしか表現のしようのない、なにやらおかしな色をした空の下。ごぅんごぅんと重低音を響かせながら飛ぶ戦艦の甲板に、彼らは佇んでいました。どういうことやらちっとも把握できないJr.とジギーをさしおいて、モモは金色の瞳をぱちくりさせていました。
「そんな―馬鹿な――」
「モモ?」
「間違いありません――アロサウルス――」
「――なるほど。どうやら俺だけが幻覚を見ている訳ではないようだな。ここはどこだモモ?心当たりでもあるのか?」
「ええ――あります。これが幻覚でないのなら、そしてモモの記憶が正しければ、ここは――魔界のドルアーガの塔を爆撃した飛行戦艦バルログの甲板です」
「ま、魔界?おいモモ、なんかあそこ恐竜がいるぞ恐竜。撃つか?それになんかファンシーでラブリンな虹の橋がかかってるぞこれ。新手のテーマパークか」
「大変ですJr.さん、ジギー!急いでここから脱出しないと、この戦艦は墜落してしまいます!」
「だが脱出しようにも状況が掴めん上に、更に説明されても理解できん。どういう状況下にいたんだお前は」
「そうだな…脱出用ポッドみたいのも見当たらねえしな……てーかそもそもなんで俺らこんな場所に」
「大丈夫です!これに乗れば脱出は可能です!」
「…ってモモ!それカタパルトじゃねえか!お前使い方知ってんのか!?そもそもカタパルトってのは飛行機とかを射出するためのもんであって、普通の人間が使おうもんならただの命綱なしバンジージャンプとかパラシュートなしスカイダイビングだぞ!!」
「ここに『普通の人間』はいないぞ」
「そうですJr.さん!レアリエンとサイボーグとデザイナーズチャイルドです!どうとでもなります!」
「ならねえよ!飛び出した後どーすんだよ!わけわかんねえよ!!」
「結構楽しかったりするので平気ですよJr.さん!さあ、行きましょうジギー!」
「うむ」
「了承すんなよおっさん!こ、こらモモ引っ張るな!おいこれいったい上空何メートル…」
「行きます!一発必中ー!!」
「うわぁああああああああ!!?」


「じゃあ、ここはやっぱり新世界なの?」
「そう。あなたの意識の底に連綿と続く記憶の新世界――それをKOS-MOSが感じ取って再現しているの。この新世界はね、KOS-MOSの記憶でもあるのよ?」
「……そりゃそうだけれど……」


 結局最後はこうなるのです。逆らうだけ無駄なのです。何せエンセフェロン・ダイブしようとして渋谷のスクランブルにターイムスップリ(某忍者風発音)しちゃうような世界ですから。普通、説明されたって信じようがありませんし信じようとしたってわけがわからなさすぎます。最も正しいリアクションをしているのはちっさい代表理事なのですが、新世界の前においてそれはあまりにも無力すぎます。
 あなおそろしや新世界。されどたのしや新世界。そして落ちゆく三人はどうなるのか。あと、そもそもの問題として記憶の複製取れるのか。
 その答えは、KOS-MOSと新世界だけが知っている――


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