日記

2005年02月23日(水) 『ソドゴモ』


不思議でした。なんでここ数日、時々めまいがしたり、たちくらみ起こしたのするのか。
不思議でした。熱がありました。原因これか。


こんばんわ、やはり自覚症状に乏しいようです。もえぎです。
そういやわたしは花粉症な自分に気付いたのも血液検査が初めてでした。
花粉飛散時期になんだか目がかゆいなあと思いつつも花粉症だとは思っておらず。
そんなんばっかりやわたし。

ま、まあそれはそれといたしましても。明日から一週間は忙しいやらのんびりやら。
少々用事がありまして、暫く実家に戻らねばならないのです。
帰省はとても嬉しいものです。一抹の不安やなんやかやを抱えながらも。
それに明日は、いきなり紺堂嬢とデェトです!(笑)わあいたのしみたのしみ。
しかも大阪までお迎えに来てくれるのですよ。滞在中にいっぱい遊べたらうきうきものです。
盗んでないバイシコー二人乗りでアスファルト蹴り上げたり思考回路の無い車で薔薇撒いたりAI未搭載の車でしかたないから自分でわかりましたマイケル言いながら二人きりの観覧車めざしてワタシコンナパニックに田舎燃やしに行くのです。
身内ネタというかなんというか(笑)

今日のお話はオリジというか単なる短文。
二年近く前に書いたものですが、どう見てもどろどろして感じ悪いですね。
でもなんとなく、清算の意味を込めて見直してみたりします。
当時の精神状態を反映しまくっています。けれど、あの頃は必死だった。
いまだにこの手に余る感情。扱いかねる。戸惑ってしまう。感情。
そのおもいはいまだにあってハートに火をつけたかの方はいまだにわたしをかき鳴らす。
わたしは醜く汚いけれど。いっしょうけんめいではありました。
だから今は。その音にひたされてねむりたい。





『ソドゴモ』

いまはむかし。ひとりの子がいました。
その子はある人にチョコレートを一粒、渡そうとしました。
なんの変哲も飾り気もないチョコレート。
けれど、どうしてもその子は渡さねばなりませんでした。
なぜならある人は、その子にチョコレートをくれたから。
とってもおいしい、そしてなにより素敵なチョコレート。
その子が今までたべたこともないくらい、すてきな。
なのにある人は見返りに何も求めることもありませんでした。
ですから、その子はどうしてもお礼がしたかったのです。
たとえどんなにみすぼらしくてもつまらなくてもそうだと知っていても。
その子はお返しがしたくてたまらなかったのです。
だってあんなにすばらしいチョコレートをくれたのですから。

そしてとうとう。その子は、チョコレートをさしだしました。
どんな言葉でつむげば良いのかもわからず、ただうつむくだけ。
顔をまっかにしてぐい、とだしたてのひらがふいに軽くなって。
視線をあげてみると、ある人は微笑みながら貧相なチョコレートを手にしていました。
それだけでその子ははちきれんばかりにうれしかったのに。なのに。
ある人は、とてもとてもやさしい声をだしてくれて。
ぽかんとしているその子のてのひらに、チョコレートをのせました。
しかもその上には、ちんまりとアーモンドさえのっかっていました。
薫り高く、めくるめく、至高のこげちゃいろ。
その子はまた、まっかになりました。ぶんぶかあたまを横にふりたいきぶんでした。
だって、だって。お礼がしたかったのに、お返しがしたかったのに。
これ以上あまいチョコレートをもらってしまったら意味がなくなってしまう。
更に、自分がさしだしたのはきれいでもすてきでもないチョコレートなのに。
あの素敵なチョコレートにアーモンドさえのっけってもらってしまって。
お礼をするまえにすでに、エッフェル塔よりもおっきなチョコレートをもらっていたのに。

見返りなんてもとめていませんでした。
けれど、ある人があんまりにもやさしい声で話しかけてくれたものですから。
その子はおもってしまったのです。愚かな子。
もう一度、わらってくれたらなあ、と。
莫迦な子。分不相応なものを望まなければ、こんなかなしいきもちにならなかったのに。
わるいこにはおしおき。

ほとり、とおちたひとしずくの海。
それは木の実にしたたりおちると、しおからい味を添えました。
アーモンドひとかけぶんの罰。

ぱきん、と噛み砕いたアーモンドのカケラ。


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