| 2004年05月03日(月) |
だれもがいる、ちいさなおうち |
本を読んでもうとうとしても、お菓子作ってもなんだかぼんやり。 おかしいな、と思ったら微熱がありました。あらあら。
こんばんわ、お出迎え迎撃態勢完了。もえぎです。 部屋中ぴっかぴかーな上に食料(というか、お菓子)はたっぷり。 これで夜通しはっちゃけようが喋ろうが塊転がそうが平気です。 熱も全くたいした事ないので一晩眠れば下がるでしょう。 明日の雨はひどいそうで。だから出歩くことはなく、多分ずっと部屋の中。 いっぱいいっぱいお喋りするのです。時折塊転がしながら(しつこい) 部屋の改造を始めてから、お客様を迎えるのは初めてなのです。 どんな反応を示してくれるかなあと今からどきどきだったりします。 でもまあ、わたしは、誰かが一緒にいてくれるのが一番嬉しいです。
先日言っていた、『好きだけど読む気のしないシリーズ』な、本。 読み始めたとか言ってましたが、今日読み終わりました。 アンの夢の家。 わたしはアン・シリーズとてもとても大好きなのですけれど。 アンの愛情までしか読んでいなかったのです。 いえ、なんだかもう…モンゴメリ女史が書かされているような気がして。 伝記を読んでしまったからでしょうか? 本人はもう終わりのつもりで書いてもどんどん次回作を求められて。 それで気の毒に思えてしまって読む気がしなかったのです。 やっとこさ読み始めたのは、ちょっとした心境の変化と探究心。 前者は個人的なことなのでどうでも良いのですが、後者は単純。 『大きくなったポール・アーヴィングはどうなったのだろう』です(笑) あの、大きく綺麗な夢見る瞳をした可愛い子がどう成長したのか気になって。 キース家の双子の成長も気になりましたしね。 デイヴィーがどんな紳士になっているのだろうなんて、 考えるだけでくすくす笑ってしまいそうで。でも双子はドラのが好き。
で、感想。ちょっと驚き。 前作の『アンの幸福』を読んだときよりは軽い驚きですが。 アンの幸福はびっくりしまた…飛び上がりそうでした……。 ええと、どうでしたかね。そう、手紙の文句が凄かったのです。 アンオリジナルの文句ではありませんが。ええと、確か。 『うやまいたてまつるあなたさまへ』でしたっけ。 『あいしたてまつる』だったか…。 とにかくそんな出だしで手紙は綴られ、あのひとへと送られる。 それを目にしたわたしの驚愕ときたらありませんでした。 『何があったのクイーン・アン!?』とあわてふためきそうでした。 何があったのも何も全部分かっているのですけれど。それでもびっくり。 ただ、アンは、そういうのを嫌っているイメージがあったので。 空想なら良いのですが現実となると…ってこれじゃあアメリですね(笑) ああ話がそれてゆく。夢の家の感想は何処に。
一番どうしてくれようと思ったのはここらのやり取りですねー。 『もう、それだけ聞けばどこか近くに小川があるかどうかなんてたずねる必要はないわ。それではあまりに欲張りすぎるというものだわ』 『ところがあるんだよ――現実に庭のひとすみを突切っているんだ』 『それではあなたが見つけたその家こそ紛うことなきあたしの夢の家だわ』 このふたり……ほんの数年前が嘘のよう。 砕けた石盤の欠片も、キャンディの欠片も、よく思い出せるのに。 なんだろう、文体にも少し変化が感じられますし。 ふたりとも知的水準が同レベルゆえ成り立つ他の会話もたまらないものです。 しかし第一にあるのは円熟味を増したアンの性質なのでしょう。 それでも昔と全然変わらないあの豊かな精神は衰えることがありません。 世界中にあなたの腹心の友はいます。と、思えます。 小さな夢の家に、むせかえるほど満ちている幸せの香気。 レスリーでなくとも、 誰だって羨んでしまうであろうふくいくと甘い、あたたかな。 どうしようもない絶望もありながらも、やはり幸せにあまい。 世界一の花嫁と花婿のおはなし。 ああ、もうここでおしまいおしまいめでたしめでたしなら良いのに。 シリーズはまだ続く……。
そして成長したポールが十九歳なのに衝撃(笑)
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