日記

2004年04月29日(木) やわらかな夜のにおい



好きなシリーズなのに最終巻まで読む気のしなかった本があります。
それを最近、攻略を始めました。どういう心境の変化なのやら。


こんばんわ、夜に東の窓を開け放ちました。もえぎです。
ちょっと遅めな時間、部屋に掃除機をかけて。
その間ふとんをベランダに干していたのです。夜なのに。
因みにこの場合夜といったらとにかく空が暗いことを指しますので七時過ぎ。
で、掃除終わって一息ついて。
さあおふとん取り込もうと南のベランダに出て。
ふ。と、
一瞬ぴたりと動きを止めて。びっくりなのかほうけたのかよく解らない感覚。
柵から身を乗り出して、その拍子に干してたふとんにぽふんと埋もれて。
じいっとそのまま夜で肺を満たして。
それから暫く、ふとんを取り込みもせずそこで悩み通し。困りものです。
この夜のにおいには覚えがあります。
かすかに冷えた、肌寒い。けれども何処かやわらかく、どきどきするもの。
なのに具体的にいつどこで感じたにおいか思い出せないのです。

雰囲気のにおい。
日曜日の夜のにおい、夏の宵のにおい、家族旅行のにおい―
情景や雰囲気や感情にはにおいがあるのです。
ですからその出来事はにおいと共に記憶へ刻み込まれます。
なのに今夜はこのにおいがいつのものだったかが思い出せなくて。
ふとんを取り込んでも、本を読んでも、ちっとも思い出せなくて。
月のない窓をがらりと開け放って、夜気に面と向かってひたすら考えました。
目を閉じて記憶の糸を手繰り寄せてどれだったのかと模索する。
そんなとき、そ。と訪れた清廉な。かおり
(この表現は誤用にあたると思いますが)
ジャスミンの花の香。
おかしいな、ここいらにジャスミン植えている家無かったのにと考えるうち。
思い出しました。

ああ。うちのご近所さんが、たいそうジャスミンを繁茂させていた。
夜、わんこのお散歩に行くと、白い花とその香がなんて清らかだったことか。
台湾人はジャスミンティーを『あんなの香だけだ』と認めないそうですが。
少し同意。やはり花は、生きて咲いているのが一番。
だからわたしは切花がそんなに好きではないし、香水もそうです。
自然の香に勝るものはないと思うので。
プリザーヴド・フラワーに至ってはわたしにとっては恐怖の対象です。
花を生かしもせず殺しもせず、ただ美しくとどめておくだなんて。
なんてグロテスクなのだろうと恐くなります。
それはともかくとして、ジャスミンにより思い出した記憶は。
思い出していないのも同然なあやふやなものでした。

幾度となく、何度となく。繰り返してきた夜とおなじにおい。
ちょっと離れたあの田舎に満ち溢れていた夜の。
余りにたあいもなさすぎて、記憶にもとどまらないくらいささやかな。
たあいもないけれどにおいだけは覚えている日々のにおい。
たくさんのたくさんのかすかなものをひっくるめての、におい。
思い出せないわけです。
でも、大好きなにおいなのです。


で、最後に昨日の続きを。
指輪絡みでホギャーな十九年目の驚き。
こないだ指輪の俳優さんたちが過去に出演されてた作品リストを見たのです。
ほっとんど知らない作品ばっかだったのでほぼ流し読みしてたのですが。
ふと、大変大変どうしようもなく見慣れた名前を見てぴたっと停止。
その名を確認すると共に首をもたげ始める疑問。

サム役の俳優さん、『グーニーズ』に出てらしたの……?

当然沸き起こる疑問。どの役?
あれはわたしが三歳くらいのときの映画ですが内容は無駄に覚えてます。
トトロと並んで台詞を殆ど覚えている映画ですから。
理由を並べ立てる前にとにもかくにも好きでアホほど見たのですよ。
ですから登場人物なんてすぐに思い浮かびます。だから余計に疑問。誰?と。
現在でおそらく三十代であろう俳優さん。なら逆算してみると出演時は子供。
確かにあの映画は子供何人も出てます。じゃあ誰なのか。

まずデータは違います。確定。
あの子は中国系でしたから。でもわたしは彼が一番好きでした。
マウスも違うでしょう。彼は―…スペイン系かそこらだったはず。
でも成長したらそりゃあもう男前でしょうよ。
じゃあ…チャンクは?な、なんか違う……。
ふっくらさんという点では大変頷けるのですが、うーん。
こうなると。
消去法に従い、残るは一名。でもやっぱり違和感が。
考えまくった末、主役クラスではなかったのではと思い至りました。
出てたからといっていきなりメインとは限りませんもんね。
そうだそうだと勝手に納得しかけましたがやはり気になる真相。
検索かけてみて真相究明。すぐさま真相発覚。で、驚愕。

マイケル!!?

ま、マイケル、マイケルって!?
マイキーのが良いやもですが吹き替えから入った身としてはマイケル推奨。
マイケルといえば…
利発で、ちょっと体弱そうで、いつもぜんそくの吸入器持ってて。
歯に矯正してて、勇気があって、やや線が細くて、機転のきく金髪の子。
片目のウィリーの、眼帯の下を見た多分初めての子。
あの子と、
フライパンで戦う素朴な庭師がどうしても頭の中で繋がりません……!
十九年という崖に阻まれまくってます。つながらないー。
事実を知って既に数日なのですが、いまだに配線がぱっちりしません(笑)
そういやグーニーズも確か再度映画化の話が出ていましたね。
ナイトライダーといい、やたらわたしのラヴにピンポイントです。


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