あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2003年02月06日(木) 訴訟大国だから手馴れている

アメリカがイラクを攻撃する正当な理由を提出しました。
その光景を見て、病院(アメリカ)告訴する患者(イラク)と同じ構図であることに気づきました。
患者(イラク)が正しいと主張する証拠を提出しなくてはいけない。
しかし、証拠は自分達が持っていないもので、出せるわけがない。
病院(アメリカ)は第三者の入らない、好きに捏造した書類を提出した。


唯一、イラクが正しいことを証明できるのは、アメリカが所持している情報、
核や生物・軍事兵器の隠匿場所を査察させることである。
もっとも、
・見つからない場合、「隠匿した」と騒ぎ立てる。
・その場所が別の目的で使われていても、「世界を脅かすもの」と難癖をつける。
・国の重要な機密も洗いざらい調べ上げられる


【在る】物を証明することはできるが、【無い】物は証明することが困難だ。
近隣が武器をもっているのに、丸裸の国は無い。
大事な機密を全て他国に流したら、強請り脅され、外交が不利になる。

イラクは勝ち目の無い勝負を強要されているのだ。


そもそも、アメリカは細かな場所を自国内の情報とし、国連には伝えていない。
ピンポイント攻撃にするための貴重な資料だからだ。
国連の査察団が真実を調べに行こうとしても、場所がわからなくては無理に決まっている。
アメリカが勝手に出した資料を、真偽を問うことができず、これまた勝手に攻め込む準備を整えている。
これを侵略と言わなければ、なんなのだ?


イラクは大量破壊兵器の査察をどれだけ受けているかご存知だろうか?
少し古い資料だが、

98年末までに264回の査察を受け入れ
3858人の査察官による2558箇所での査察を済ませた。

8年間にわたり、イラク側は病院も学校も民家もあらゆる公共私設の立ち入り調査を受け入れた。
なんと、大統領府のある宮殿まで見せたのである。
日本で言えば、皇居の中まで物色されたようなものである。

                        【わしズムVol.2】より抜粋

これだけ受け入れているにもかかわらず、「まだ見せろ、それ見せろ、全部見せろ」とわめくアメリカ。
自分達も同じだけの査察を受けてみろ。
臨界前と銘打ち核実験を行っている国に、どれだけの違反があるやら・・・


今回の証拠を鵜呑みにするようなら、
『こんかいのしょうこはぜんぶにせものです ぶっしゅ』
と英語で書いた紙を送りつけてやればいい。
それすらも信じるくらい、愚かな人たちがみたのだから。


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