夜空を眺めていました。 しかし、ひとつとして星は流れませんでした。 …時間が悪かったのかな? でも、月がきれいで、夜風がとても気持ちよかったです。
<『ヒーロー』はいらない>
子供、特に男の子は『ヒーロー』にあこがれる。 自分は特別だと思うことは大切だし、夢や希望をもつことにつながるからいいことだ。 いいことだ。だが、本当は『ヒーロー』は生まれてはいけないのだ。
例えば、だ。 ある池で子供がおぼれた。 見かけた人が飛び込んで、子供を救出した。 その人は、『ヒーロー』だろう。 間違いなく人の命を救っているから。 でも、彼が助けられるのはおぼれていた子供だけで、これからおぼれる子供ではない。 助けられるのは、目の前でおぼれている子供だけなのだ。
別の池では子供がおぼれるといけないと、柵を作った人がいた。 柵を越えるのが面倒で、危険な個所に近づく子供がいなくなる。 別の池では子供がおぼれるという事件が起きなかった。 これからおぼれるはずの子供を救った。 柵を作った人は『ヒーロー』になりえるか。
起こったことを解決する。 目に見えて効果があり、人は簡単に賞賛してくれる。 でも、本当にすごいことは違うのだ。 何も起こらないようにすることなのだ。
『ヒーロー』になることは難しい。 でも、難しいのは『ヒーローが生まれる余地の無い』環境を作ることだ。
『ヒーロー』はいらない。 犠牲者がいて存在できる『ヒーロー』。 本当は、必要ないのだ。
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