あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2002年04月04日(木) 時間

<ピカソの時間>
画家というのは生きているうちに超一流となって稼ぐのは稀だ。
そんな稀な一人、ピカソの話だ。

レストランに入ると店主が紙とペンを持ってきた。
「すみませんが、1枚、絵を描いていただけないでしょうか?」
不躾な話だ。
「簡単な絵でいいですから」
ピカソはさらさらっと描く。
簡単に出来上がった絵をみて、店の主人が
「おいくらですか?」
とたずねると、ピカソは法外な値段を伝えた。
「5分くらいで描いたくせに・・・」
そういう店主にピカソはいた。

「私はこの絵を描くのに40年かかった」



こんばんは、あまつばめです。
通勤中、周りを見回してみると、真新しいものに包まれた人が多々います。
新社会人の皆さんでしょう。
・・・私も一式新しい服と靴を身に付け、何食わぬ顔で立っていたら、同じように見えるでしょうか?
想像してみるものの、答えは私が出すものじゃない。とはいえ、そんな想像をしている時点で立派に『みえない』でしょうが。


<回り道の時間>
朝方の強い風で、桜は散ってしまい、加えて電車も遅れる始末。
それでも、ほんの3分、周りを見渡す余裕ができてよかったです。
こうやって深く呼吸をする暇さえなかったら・・・どうなのでしょう。
急ごうとも、のんびりしようとも、不意にできた時間はゆっくりと立ち止まってみるためです。
これから走り出すのか、ただゆっくりと休むのか。何をすべきかを考えるために・・・

いつもの道でなく、ちょっと遠回りして路地裏っぽい道から通勤してみると、それも案外おもしろいもの。
風に飛んだバケツや倒れて土撒く植木鉢。伸びするネコは幸せそうだった。
倍の時間を歩いてたどり着いた職場で、「まあ、今週くらいは大丈夫だな」とつぶやいていた。誰へというわけもなく。


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