原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年02月25日(月) 舞台はとても良かったんだけど I. バーグマン

★1・し、しまったー
★2・イングリッド・バーグマン
★3・外務省とある議員

★1・し、しまったー

し、しまったー。
やっちゃったー。

舞台はなんとかうまくいったし、打ち上げもとても楽しかった。
2日間で180名以上という、この規模では「超大入り」を記録したほどでした。
私もまだまだ稚拙だけどなんとか演技できて、とてもよかった。

で、でも。
一つか二つ、墓穴を掘っているんです。
気づいた時にはもう遅かったりして。

少なくとも一つ。
劇団の中での人間関係の緊張(そりゃもちろん、それなりにありますよー、
全てバラ色で全員と信頼しあってるなんて、天国じゃあるまいし;
でも、それでもいろんな人とそれなりに話せたので、
少しずつでも信頼を築いたり取り戻したりする努力はできるようになってきたかも)から、
なんだかネットで人に絡んでいます。
しかも、本番前から絡んでいたのにも気が付いたし。
自分で見てイタすぎ。
バカみたい。っていうか、バカそのもの。
穴があったら適切に開いて埋めて……って、なんの話をしているんじゃ。
ふざけるな。>自分

あと、もしかしたらもう一つ。
昨夜お酒を飲んだのに、今日のバイト、午前中から交代して入ることにしてしまった。
それは自分で選んだことなので、言い訳とかしたくないけど、
体にはかなり負担をかけてしまうこと、覚悟しなくては。
たぶん、明日の日中は寝込んでしまうんだろう。
夕方の本番に備えて、体力を温存しよう。

ああ、そうか。
明日寝込んでしまっても許されるのは、ありがたい環境に生きているんだ、と
思えばいいんだ。
で、明後日は、今のところ明日の本番後の打ち上げで自重すれば
バイトも復帰できるかな、と。……思ってるんだけど、
ちょっときついかも。

こういうのを「だらしない」と思って怒る人もいるだろう。
「それができれば苦労はない。あんたは甘えているんだ」と。

全く反論できません。
確かに、私が「だらしない」せいで、他の人にしわ寄せがいくのは
事実なんだから。

あと、人にしわ寄せしてしまう前に、自分が抱え込む性格、
なんとかしないとね。
ピンチになりそうな時に限って抱え込む。

でも、それ、悪いけど、「会社員」という、自分には決して馴染むことのできない
社会的役割を与えられていた頃に身につけてしまった癖です。

(もうちょっと愚痴……「会社員」って、ただそれだけの職業って
この世には存在しないんだよね?

必ず、何か製品を作るだとか売るとか、宣伝をするとかお会計するとか、
一定の専門的領域があって、そのための組織で働いているということだよね?

それを一言で「会社員」と括ってしまい、あまつさえ
「世の中、誰も自分の好きな仕事なんかやっていない」とのたまう人が
たまーにいるけど(最近はもうほとんどいないようだけど
いわゆる「中年」以上ではまだまだ自殺しないで生き残っているような?)、
好きでもないことに生活の大半をかけて暮らすのって、
もしかしたらすごく不健康?

私はもしもまた行きがかりで
「会社員」(なんて自分では絶対思わないだろうけど)になっても、
「いやだけどがまんしてやる」なんてことは絶対にないと思う。
嫌だったら、休むし、辞めちゃうから。

やるなら、続けるなら、好きで続けたいし、
自分の仕事が無名の「会社員」だなんて思いたくない。
誇りを持って自分の社会的役割を引き受けるようにする。
「嫌な仕事」と思うのは、仕事そのもの、仕事全体じゃなくて、
もっと細かい一つ一つのこと。
そりゃ、一つのやりたいことを成し遂げるには、
残りの99、やりたくないことをこなさなくちゃならないのかも
しれないけどさ。

お父さんたち、大丈夫?
自分が「会社の歯車」とか「(捨て)駒」とか、思って仕事してない?
「逆らったら辞めさせられる」とか?
悪いけど、できるだけ早くそういう不健康な思い込みから
逃れてしまうことをお勧めします。
そうしないと、周りが迷惑だもん。
それだけはもう、後戻りしたくない。私は。

「失業率ン%」とか、マスコミが不健康な煽りをやっても、
そういうことに振り回されず、
ある意味「頑固に」「意固地になってでも」
「好きでやれる仕事」以外は選ばないように気をつけようと思う。
暴力的に「好きじゃないけど食ってくためにいやいや」仕事しなくちゃならないから
不況がひどくなってくんだと思う。

前にも書いたけど、
「お金」は人の価値観を数字に置き換えたものなので、
価値観が全体的に低下してしまえば
それに対応する数字だって正直に低下するのは当たり前、と思う。
不況を脱出するには、目先の「景気対策」とか言って
もう誰も夢なんか持つはずのない道路とか建物とかにお金をばらまいても
焼け石に水っていうか原理的にできるはずがなくて、
現実的に夢の持てることを、お金がどうとかいうのはまずおいといてでも
語ることから始めるのがいちばんだと思う。
夢を持ちたくてもお金がないから、では、堂々巡りじゃん。
まあ、私が今描いている夢は、たとえば無駄に作った道路が
使われなくなり、そこに草が生えてきて、
いつかそこが庭……なんて言っても奇麗事臭いから「藪」でもいいけど……に
なることだったりするんだけど。
そのままだと「お金」とは関係ないよね。
なんか、それだけ夢破れた傷が大きいのかも。
お金につなげられるような夢……見てみたいなあ……あはは……)

(追記:↑……すみません、みっともなくて。
二日酔いで……)

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★2・イングリッド・バーグマン

とっても恥ずかしいことを、恥ずかしげもなく言わせて。
もう酔っ払ってないよ。
(二日酔いだけど)
でもまあ、新鮮な驚きなので。

今、『夢伝説』という番組を見ています。
イングリッド・バーグマンのお話です。

で、この人、誰かに似ていると思った。
若い頃の写真が。

……

(いくら「恥ずかしいことを書く」と言っても、
「私に似てる」とまでは言いませんよ(^^;……似たようなもんだけど)

……

思い出した。
この人、私の姉によく似ているのだ。
目元とか。顔の形とか。口元とか。鼻とか。……鼻はさすがに、人種が違うか。

そうして、姉は、父ともよく似ていた。
父は、かなりのハンサムだった。
1910年、明治末の生まれの男にしては、
背も高かったし、顔もかっこよかった。
私は似てないんだけど。
私はどっちかというと、母に似ている。

いいじゃーん。
どうせ私は姉に対しても父に対しても、コンプレックスあるもーん。

あ、書いてるうちに、番組が終わってしまった。
「最後まで演技しつづけた女優」。
そうだったのか。
私は自分の家族にずうっと拘ってきたので、
「他人」の有名人とか女優・俳優などにはあまり興味を持ってこなかったのだった。

父はよく、マレーネ・ディートリッヒとか言ってたし、
ソフィア・ローレン、バーグマン、んーと、他にも……
あっ、そうそう、エリザベス・テイラーとか、
よく名前を挙げて誉めていたっけ。

私は、自分がそういうふうになれるとは思ってもいなかったので、
あんまり聞きたくなかったのだった。

人生の後半に、少しだけ近づくことができたかもしれない。
少なくとも、自分の表し方だけは。

まあ、もう遅いのかも……っていうか、そうとしか思えないんだけど。
今ごろ女になれても。

あらら、暗くなるなあ。
「20年前に」って恨み言言いたくなっちゃうか。

まあ、そういうふうには考えないように、と。

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★3・外務省とある議員

まったく。
ようやく多くの人が目を向けるようになったか。
「密室協議」。
20年以上前から、ある政党の新聞(「しんぶん」ってひらがなで書いてあるやつ)で
しつこく言われてきたのに。
ホント、イタいよね。

田中マッキー元外務大臣、自らの地位をなげうってまで
オヤヂ政治のみっともない現状に風穴を開けてくれたこと、
尊敬します。
もちろん、「だったらもっとうまくやれば良かっただろうに」という批判もあるでしょう。
でも、それで世間のオヤヂ族が道を開けただろうか?


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