原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年02月24日(日) 演じていて感じたこと(書きました(^^;)

★1・演じていて感じたこと

★1・演じていて感じたこと

共演ユニット『果汁炎(かじゅうえん)』のこと
『鍋と乙女』
『Taxi Driving』
『夢のまた夢』
(おまけ)

共演ユニット『果汁炎(かじゅうえん)』のこと
**原案帳メールより
送信者 : "章香(あやか)"
宛先 :
送信日時 : 2002年2月23日 19:14
件名 : 原案帳


自分の子に会いたい。
…と、もう一つのユニットのお芝居を見ながら思った。


送信者 : "章香(あやか)"
宛先 :
送信日時 : 2002年2月24日 12:56
件名 : 原案帳


自分の子に会いたい。
…と、もう一つのユニット「果汁炎(かじゅうえん)」のお芝居を見ながら、もう一度、思った。


と、二度も思った。
そういうお話だったのだった。
残念ながら本番そのものは見れない(自分たちの本番前だし、
客入れとか自前でやらなくちゃならないし、満席の上立ち見まで出たし)けれど、
リハや本番前の通しなどを見て、激しく共感してしまった。
役者さんたちは熱演していて、完成度も高く、
ファンも多いみたいだし、素敵な劇団なのだな、と思った。

演目は二つで、もう一つのお話は完全な「二人芝居」。
最後まで二人で演じきった技術はすごかった。
「周りに人がいる情景」だったし。

ふだんは「懐(かい)」という名前で活動しているそうです。
次に本公演があったらぜひ行きたい、と思いました。

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『鍋と乙女』
私自身が「鍋組」に「入れない」のを、私はずっと気にしてしまっていたのだった。
別に、先方は受け入れようとしてくれていたんだけど……

たぶん、小学生くらいの頃に、女の子のグループから締め出されてしまったことが
トラウマになってるんだろう(そういうことがあった)。ちょっと「寝汗」な気分(-_-;
あと、1週間コケてしまっていたのを「だらしない」と批判されているように感じていた。
実際そうなんだから批判されても仕方ないし、迷惑かけちゃったと思ったから
その後一生懸命フォローしたつもりだったんだけど、
一度失った信頼はそう簡単に回復できないもの。
それで空回りしてしまい、けっこう疲れた。

でも、(いなくてもいい時にいて迷惑だったかもしれないけど)
一緒にいさせてもらえて、結果的に私はかなり癒されたと思う。
まず、そのことに感謝。ありがとう「鍋組」♪

お芝居そのものは、3人でとても一生懸命練習して、共感できる内容になったと思う。
3人が3人とも「主役」に見えるバランスが微妙だけど、
いい感じに仕上がっていた。
3人とも声の張りがあって。
台本そのものの「仕掛け」も面白いし。
(筋書きは、ないしょ。見たい人は次回に向けてアンコールしてくださいね♪)

『Taxi Driving』
舞台裏で「声」を聞いていて、練習の時とはどこかトーンが違うのを感じた。
それも、とても良い意味で。
特にタクシー運転手役のIさん(ネット上では本名や普段の呼び名は見たことないので、いちおう匿名)。
声から姿を想像して、まるで本当に50歳前後のタクシー運転手のようだ、と感じたのだった。
妙な落ち着き方(若い人の持ってない種類の)とか、反応の鈍い慌て方とか、
突然キレるオヤジ臭さとか。
あらら、ひどい言い方? でも、そういう面では本人はかけ離れたタイプだと思うのに、
よくあれだけ表せたな、と思ってしまった。
いわゆる「化ける」ってやつ?

相方の女優、Oさんが技術や感性の面でかなりレベル高い(ように、
私にはどうしても見えてしまう……「レベル」なんて言っても、何が基準か
私にもわかってなんかいないんだけど(^^;)ので、
できあがったお芝居も、特にすごい出来になったような気がする。
昨日と今日でお客さんの反応ががらっと違うところも面白かった。
ひたすら笑うこともできるし、見ようによってはかなりブラックな内容だと気づくと
けっこうはらはらしながら見れてしまったり。
エンディングでお客が「息を呑む」のが、舞台裏にまで伝わってきた。
本当にすごい、と思った。

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『夢のまた夢』
いつの間にか、私も含めてぜんぶで12人(座長の佐藤さんまで含めると13人)。
全員出すの大変だったろうな、佐藤さん、と思っちゃったりして。
ほとんど割り込むような感じで私の役も作ってくれて、本当に感謝しています。
役者が多いと全員そろって、ということがなかなかできなくなるし、
私なんか役者は初めてでしかも(改めて)お芝居見たり関わるようになったばかりだったりして、
けっこう足を引っ張ってしまったと思う(更に、途中で1週間コケたし……もう拘るな、とも思うけど、
やっぱあれはイタかった……)。
でも、同じ出番の人たちが助けてくれたところもあったし、
佐藤さんは私を「じょうずに放っておく」ことのできる人なので、
のびのびとやらせてもらいました。

共演した11人の役者のみんなに、感謝、感謝です。

おお、そういえば。
ぜんぶで「12人いる!」
萩尾望都は『11人いる!』。
元になった民話は『座敷童子』。

打ち上げで誰かが言っていた言葉……実際の言葉は忘れちゃったけど……
の印象と重なる。
「みんな、めいめいがそれなりにそういうところは抱えているんじゃない?」

漫画の『11人……』より、「さらに一人多い」。
きっと、みんながそんなふうに感じながら、
それでも居場所を探している姿、
それがあのお芝居だったのでは。

ちょっと、そんな感じがします。


……(-_-;(-_-;うう。
とうとう、全部の演目について書いちゃった。
こういうの、やばい完全主義。
誰もこんなことしてくれって私に頼んでない。

余計なお世話ですみません。
もしもクレームとかあったら、どうかご遠慮なくお知らせください。
余計なことしてる自覚はあるので、
逆ギレしたりしませんから。……って、自覚なければ逆ギレするのかよ?!>自分
(いやその、自覚なければ誰でも「覚えのないこと言われた」って怒るんじゃない?……
いやいや、「怒る」じゃなくて、「驚く」か。
「驚く」→「怒る」に直結してしまうのは、たぶん「男という病」。
女はほとんど、そういう反応はしない。
あと、「誰でも」はやめましょう>自分;
「そういう人が多いと私は思う」)

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