原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年02月05日(火) (Offline原案帳#21=仮=より)

オンラインできない間も、けっきょく書いてた日記。
でも、↓見て分かるとおり、かなり思いつめてしまいました。

★3・世界へ。

★3・世界へ。

世界へ。
何もしてあげられないまま、
ただ迷惑だけかけていなくなってしまう私を
どうか許してください。

迷惑のかけついでに、私が死んだら、
「追悼コンサート」を開いてください。
できるだけ、私の知り合いのミュージシャンには
たくさん出てもらって
できるだけたくさんの人を呼んで
できるだけ大掛かりに
お金もかけて
何人かの人が困り果ててしまうような
そんなコンサートにしてください。

どうせ迷惑をかかけただけで終わってしまうのなら
みんなの心を少しだけ揺さぶって
それから忘れられたいです。

今、まだ生きている私が
死ぬことについて思いを寄せると
怖くて怖くて
たまりません。
だって、きっと
死んでしまうということは
私の意識なんてはじめから
なかったかのように
「無」になり
はじめのうちは
少し悲しんでくれる人も
いるかもしれないけれど
そのうち誰も
私のことなんか知らない時が来て
わたしなんか
最初からいなかったかのように
静かになってしまうのです。

今はまだ、死にたくありません。
でも、私が誰にとっても何にとっても迷惑で
生きていてもあまり
人の役には立っていないのだ と
そういう気持ちが
私の心からどうしても離れなくて
苦しくて、苦しくて
仕方ないのです。

だから、せめて、世界へ。
私が死んだら、人騒がせで大げさな
コンサートを開いてくださいね。

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